曲目紹介

フルート

ソナタ ハ長調 第4楽章 メヌエットⅠ - Ⅱ(バッハ)

 バッハのメヌエットⅠ - Ⅱは、大バッハの作ではないとみなされているフルートソナタ ハ長調の第4 楽章です。通奏低音部は作曲家自身の手で華やかに書かれています。クラヴィーアのために書かれた原曲がフルートのためのソナタに編曲されたのですが、その理由は知る由もありません。バッハの作ではないとは言え、フルートの重要なレパートリーであり、とても美しい曲です。

マーチ「イギリス民謡組曲」より(ヴォーン ウィリアムズ)

 マーチは、イギリスの作曲家ヴォ―ン ウィリアムズが1923 年に作曲した吹奏楽曲「イギリス民謡組曲」の第1 楽章で‘’Seventeen Come Sunday‘’ と標題が付けられています。「日曜日には17 歳(大人)になる」少年の嬉しさが満ち溢れ、いくつものイギリス民謡が見事に繋ぎ合わされています。オバマ、アメリカ大統領の就任式の中で演奏されましたのでお聴きになった方もあるのではないでしょうか。当日はピッコロとフルート3部、アルト2部、バス、コントラバスのフルートオーケストラで演奏いたします。

ピアノ

バレエ「小組曲」より(ドビュッシー)

 「バレエ」は、フランス印象派の代表的存在であるドビュッシーが、ヴェルレーヌの詩からインスピレーションを得て書いたピアノ4手連弾のための「小組曲」の第4曲目です。全体として生き生きとした曲調で、途中からワルツの拍子とテンポになり、壮大に終わります。

化石・フィナーレ「動物の謝肉祭」より(サン= サーンス)

 チェロ科が演奏する「白鳥」を含む13 曲からなるこの曲集は、作曲者の友人が主催する演奏会のために作曲されました。その初演と、その数日後、たまたまパリを訪れたリストのために行なわれた非公開演奏会での演奏以降、サン= サーンスは「動物の謝肉祭」の演奏を禁止しました。過去の名だたる作曲家の曲をパロディ化し、転用して書かれた曲集だったからです。「化石」にはフランス民謡が3曲登場しますが、ピアノ指導曲集第1巻に収録されている「月の光」も含まれています。

オーケストラ

交響曲 第4番 イ長調「イタリア」第1楽章(メンデルスゾーン)

 メンデルスゾーンは、19 世紀前半のドイツ・ロマン派の作曲家です。38 歳で早世しますが、まさに天才です。ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語、ラテン語を能よくし、水彩画は玄人はだし、失くしたオーケストラの楽譜を記憶だけで復元するほどでした。この当時までクラシック音楽は新曲のみ演奏されていたのですが、過去の尊敬する作曲家の作品を発掘、演奏してその価値を当時の人たちに訴えるという人情や情熱もありました。イタリア旅行中に書かれたこの曲は、冒頭の印象的なピッツィカートの一撃に続いて走り出す木管楽器のリズムに乗り、弦が明るい歌を張り切って謳います。豊田耕兒の指揮のもと、新しい試みとして生徒たちは暗譜で演奏いたします。