曲目紹介

アンサンブル

子供の幸を(鈴木鎮一)

 世界中の子どもたちの幸せを願って作曲された「子供の幸を」は、1956 年に出版された合奏曲集第3 集に収められており、「キラキラ星の主題による」という副題がついています。原曲はハ長調ですが、後に夏期学校オーケストラのためにト長調に編曲され、作曲者自身の指揮でたびたび演奏されました。当日は、渡辺玲子、竹澤恭子、舘ゆかり、三浦章広、江口有香のヴァイオリンと東誠三のピアノで演奏いたします。

全科による合奏

狩人の合唱 (ウェーバー)

 1786 年ウェーバーはドイツのオイティンで、音楽家一族の中に生まれ、わずか11 歳で初めてのオペラを作曲しました。1821 年ベルリンで「魔弾の射手」が初演された当時はイタリアオペラが主流だったので、ドイツを舞台にドイツ語で描かれたこのオペラは大反響を呼び、ドイツ・ロマン派のオペラ様式を作り上げました。第3幕、射撃大会が繰り広げられる森の中の広場で、「この世に狩より楽しいことはない」とホルンとともに「狩人の合唱」が歌われます。

キラキラ星変奏曲 (鈴木鎮一)

 第52 回グランドコンサートのテーマである「キラキラ星」は、この曲が指導曲集の中の1 曲として世に出される以前の、長い音から学習する従来の方法に対し、すべての変奏曲が短い音を反復する音形で構成され、鈴木鎮一が最も大切にした「音にいのち在り」を初歩の段階から学ぶ画期的なアプローチとなっています。当日の演奏は、「キラキラ星変奏曲」のすべてのリズムを含んだ「鈴木鎮一生誕110 年記念ファンファーレ」で始まります。鈴木鎮一の願い、「世界平和とすべての子どもの幸せ」の実現を祈り、感謝の気持ちを込めて、天国の鈴木先生に捧げます。