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70周年記念コンサートに、記念式典&祝賀会、協奏曲の夕べ・・・
三夜連続のイベントを開催!

 6月6日(月)〜9日(木)にかけて、まつもと市民芸術館(松本市)で行なわれた全国指導者研究会に合わせて、才能教育研究会の創立70周年を祝う記念行事やコンサートを開催しました。

6日(月)「創立70周年記念コンサート」(まつもと市民芸術館 主ホール)
 ピアノ科出身で、ソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルクの首席オーボエ奏者として活躍される渡辺克也さんと、ソリストとして、また東京藝術大学や国際スズキ・メソード音楽院で、後進の指導にも力を注がれる東 誠三さんが登場。息のあったお二人の歌心満載の演奏に、デュオコンサートの醍醐味を感じられた方も多いでしょう。
 曲目は、
 ・トーマス・アドウッド:ソナチネ
 ・モーリス・ラヴェル:ハバネラ形式による小品
 ・マイケル・ヘッド:3つの小品
 ・ヨハネス・ブラームス:ピアノソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2

7日(火)「記念式典&祝賀会」(ホテルブエナビスタ)
 ホテルブエナビスタで開催。約400名の関係者が集まる中、鈴木裕子会長は「松本の皆様の支援で、世界に40万人が学ぶ集まりになり、感謝しています。これからも子どもたちの幸せを願い、次の世代につなげたい」とあいさつ。来賓の皆様の70年を祝う温かなメッセージに松本支部でヴァイオリンを学ぶ4歳〜15歳の子どもたち25名による演奏が花を添えました。
 祝賀会は、豊田耕兒名誉会長の指揮、スズキ・メソード指導者弦楽団によるドヴォルザークの弦楽セレナーデ第3楽章で幕開けとなりました。半世紀以上のお付き合いをいただいている全音楽譜出版社の笠井社長のごあいさつもありました。

8日(水)「協奏曲の夕べ」(まつもと市民芸術館 主ホール)
 渡辺克也さんと、本会ヴァイオリン科出身で、ケルンWDR交響楽団コンサートマスターの荻原尚子さんが登場。
 曲目は、
 ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
 ・モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d)
 荻原尚子さんのモーツァルトは、若々しい情感に溢れ、みずみずしさも天下一品。初挑戦という指揮(弾き振り)も、コンサートマスターの要職を務める荻原さんならではの的確さ。2016スズキ・コンヴェンションオーケストラをぐいぐいとリードされる姿は、さすがでした。
 息を吸いながら、息を吐き続けることができる「循環呼吸」を得意とする渡辺克也さんのモーツァルトは、フレーズたっぷりに響かせる歌いまわしが、なんとも魅力的。演奏後に実演された「循環呼吸」のデモ演奏では、何分でも吹き続けることができるそうで、「涼しい顔」。大変驚かされました。「才能教育研究会も、息の長〜い活動を!」との〆の言葉に、拍手喝采でした。