12月12日(火)中目黒GTプラザホールで、関東地区ピアノ科研修会を開催しました。

 この研修会は、以前行なっていた火曜・木曜研修のように、経験豊かなベテランの先生に講師をお願いし、スズキの指導法の勉強会を行ないたいとのことで始まりました。今回は『初歩のための指導 教本1,2巻』について、長尾陽子先生に講師をお願いし、27名の先生方が参加してくださいました。
 長尾先生は、まず、火曜研修の成り立ちを説明してくださり、その後実際に生徒さんの普段のレッスンの様子を見せてくださいました。レッスンでは生徒さん2人が、大勢の先生方の前でも伸び伸びとカード取りやリズム遊び、今日のレッスン曲、宝くじカードによる復習などを行ってくれました。
 最後に、聴講の先生方からお母さまへの質問や長尾先生への質問など意見交換が活発にされました。和やかな雰囲気の中、実り多い研修会になりました。

関東地区ピアノ科委員長 磯 美穂子

火曜研修の成り立ち ~長尾先生のお話から~
 昭和45-46年からピアノ科研究グループが始まり、その頃、鈴木鎮一先生の講演会に通いました。内容は母国語教育、母親に対する教育、聴くこと・復習の大切さ。鈴木静子先生や片岡ハル子先生の生徒さんの立派な演奏もありました。関東の先生はもちろん関西や東海地区の先生方も泊りがけで、皆さん熱心に参加なさいました。
 その後10年ぐらい経ち、入会したけれど楽譜なしでどうやって教えていいか困ったとの意見が多く出てきて、青木謙幸先生に相談した結果『10年経ち、先生方の生徒さんも立派に育っているので,その先生方を中心に鈴木静子先生、青木章子先生に協力していただいて研修会を開いたらどうか』という意見が出されました。
 そこから火曜研修がスタートしました。10数年ぐらい続いたでしょうか、その後内容も変わって木曜研修になりました。


生徒の感想
・楽しかった。おみやげをもらってうれしかった。お友だちと一緒でよかった 。(入会より2年 5歳女子)
・とても緊張したけれど、先生の所と同じように弾けてよかった。お友だちと一緒で楽しかった。(入会より1年 6歳女子)

保護者からの感想
・大勢の熱心な先生方に聴いていただいて嬉しかったです。また、先生方の教育に対する熱意を感じ、スズキ・メソードで習って良かったと思いました。
・いつもと違った雰囲気の中で母親の方が緊張しましたが、子どもの方はとても楽しそうだったので安心しました。子どもも母親も良い機会を与えていただき、勉強になりました。

担当指導者からの感想
『今日のレッスン』のところで、その曲についてもう少し深い指導をすれば良かったと思います。自分で足りない所、こうすれば良かったなど、見直す機会になりました。足りないところも多くありましたが、皆様に聴いていただいてありがとうございました。

聴講指導者からの感想
・初歩の導入やレッスンの進め方がとても参考になりました。
・リズムで足を使っていることや、宝くじカードをかるたのようにして使っていたことなどがとても参考になりました。
・導入で拍子を感じるためのいろいろなアイディアがとても参考になりました。アレグロの拍子を感じるために跳んだり揺れたり、とてもわかりやすいです。
 今後、自分の教室のレッスンでも母語教育、環境作りの大切さを忘れず、常に工夫していきたいと思いました。
・普段のレッスンを拝見することができ、とても良かったです。火曜研修の成り立ちをお話しくださり、とても為になりました。
・個人で教えている先生の指導法は、先生個人の企業秘密のような物だと思うのですが、スズキは先生方がやっていられることを披露してくださり、それをみんなで研究しあってきていたので、とても温かい会だと思います。今、研修会がなくなってしまって、今回、久しぶりに研修会に伺って、その時のことを思い出しました。スズキというのは、このような温かい会なのだということを、若い先生方に伝わると良いと思いました。
・今回は長尾先生のお教室で行なわれている日常のレッスンを拝見できる貴重な研修会でした。CDを聴き、練習曲と復習曲を大切にする母語の教育法は、レッスンを通してお母様と生徒さんにしっかりと伝えられていました。レッスン曲,宝くじカードによる復習、曲当て、聴音、そして手足を使ったリズム打ちや読譜など盛りだくさんでしたが、自然な流れの中で子どもが興味を持ち続けられる楽しいものでした。生徒さんがにこにこと嬉しそうなのが印象的でしたし、とても実りの多い研修会でした。