東京オペラシティで2017年10月に開催された、第86回日本音楽コンクール(主催=毎日新聞社・NHK)の本選会で、ヴァイオリン部門が大関万結さん(山澤敦子先生クラス)、チェロ部門が香月麗さん(故久保田顕先生クラス)、と2日続けて第1位受賞というニュースは、マンスリースズキ11月号でお知らせしました。
→マンスリースズキ2017.11
 3月2日(金)、東京オペラシティコンサートホールで、今回の各部門優勝者6名が一堂に会して、受賞者コンサートが開催されました。

大関万結さんからのメッセージです。
 「コンクールではなく、音楽家として再びオペラシティの舞台に立てたことに大きな喜びを感じました。舞台に上がった瞬間に、満席に近いお客様が私の演奏を待っていると感じられ、日本音楽コンクールの時には分からなかった温かさにとても幸せな気持ちで弾くことができました。
 今後は地方公演が続きます。それぞれの公演に私の好きな曲を詰め込ませていただきました。これらに浸れる数ヵ月間がとても楽しみです。地方にお住いの方、ぜひいらしていただけたらと思います。」

香月麗さんからのメッセージです。
 「この演奏会では、私はエルガーのチェロ協奏曲を演奏しました。小さい頃、スズキ・メソードの指導曲集のCD以外に聴いていた数少ないCDのひとつが、ジャクリーヌ・デュ・プレのCDで、その中に入っていた私の憧れの曲です。まるで彼女自身が作曲したかのような、自分のすべてをつぎ込んでいる演奏は、いつ聴いても圧倒されます。今回は3・4楽章のみの演奏でしたが、オーケストラと演奏すると十分に曲の壮大さを感じることができました。弾いていて英雄のような冒険の主人公になれる曲で、舞台では今の自分ができる最大限の物語が描けることができたと思います。
 日本音楽コンクールの時も、そして今回の演奏会にも、スズキ・メソードでお世話になった先生方や一緒にチェロを弾いていた友だちやお母さまが聴きに来てくださいました。私にとってスズキ・メソードで過ごした時間は、人との出会いでたくさんのことを学び、仲間が増えていく嬉しさが音楽をする楽しみにつながっていました。そして次回受賞者演奏会のツアーで演奏させていただく会場は、私が育った東名古屋支部が当時毎年卒業式をしていたホールです。たくさんの思い出がつまった場所で、再び演奏させていただけることを幸せに思います。」

第86回日本音楽コンクール受賞者発表演奏会


2018年3月2日(金)18:30開演
東京オペラシティ コンサートホール
【入場料】S席:3,500円、A席:2,500円(全席指定)

出演
 作曲部門/小鍛冶邦隆指揮、アンサンブル・リーム
 演奏部門/梅田俊明指揮、東京フィルハーモニー交響楽団

曲目
・久保哲朗(作曲部門) BABEL for 6 musicians (受賞作再演)
・濱地宗(ホルン部門) ボウエン:ホルンと弦楽のための協奏曲 作品150
・吉見友貴(ピアノ部門) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23より 第1楽章
・大関万結(バイオリン部門):ワックスマン:カルメン幻想曲
・香月麗(チェロ部門) エルガー:チェロ協奏曲より第3楽章、第4楽章
・鈴木玲奈(声楽部門) ドニゼッティ: 歌劇 <ランメルモールのルチア>より “あの方の優しい声が聞こえる”〜香炉はくゆり、苦しい涙を流せ

《問》毎日新聞社事業本部 tel.03-3212-0187(平日10:00~18:00)

なお、この受賞者コンサートは、鹿児島・名古屋・栃木でも以下の日程で開催されます。
<鹿児島公演>
4月15日(日)午後2時開演、みやまコンセール主ホール
<名古屋公演>
4月24日(火)午後6時半開演、日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
<栃木公演>
6月24日(日)午後2時半開演、那須野が原ハーモニーホール
 ※内容は東京公演と異なります