大府市が、鈴木政吉の銅像を制作。3月31日に除幕式

どんな銅像になるか、楽しみですね 鈴木政吉さんの長男、梅雄さんが鈴木バイオリンの大府分工場を新設したのが昭和10年(1935)年のことでした。明治23年(1890年)に政吉さんが鈴木バイオリンを名古屋に創業し、大正時代には世界一の工場と言われるほどの生産台数を誇っていましたが、昭和4年(1929 年)の世界恐慌により会社は一旦、倒産します。政吉さんは第一線を後任に譲り、長男の梅雄さんの奔走により、大府の新天地に分工場を設立。政吉さんは、その隣に建てられた済韻研究所で、ヴァイオリンの音色の研究に亡くなるまで没頭されたのです。

 そのご縁から、このたび大府市は、未来永劫に鈴木政吉さんの功績を讃える目的で、お披露目の3月31日に向けて、銅像を目下、制作中です。銅像制作を担当してくださる方は、川嵜豊史(かわさき とよじ)様。そのプロフィールと活動歴を紹介します。

プロフィール
1966年 神奈川県に生まれる
1990年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻科卒業
1992年 同大学美術研究科彫刻専攻終了
1993年 同研究生 
1990年~2010年名古屋デザイナー学院講師
1992年~現在 大府高校美術非常勤講師

活動暦
1993年 「第一回丹羽奨励賞(大幸財団・愛知県)
1995年 「天理ビエンナーレ」(大阪市立美術館・大阪府)、建築家高野肇氏とのコラボレーションによるオブジェ制作(愛知県)
1996年 芸濃町政施行40周年記念文化センター「モニュメント(建物正面)」「陶壁レリーフ(センター内)」制作(三重県)
1998年 「若き画家達からのメッセージ展」(すどう美術館銀座・東京)、個展「川嵜豊史展」(ギンザギャラリーハウス・東京)
1999年 第1回熱海ビエンナーレ(静岡県)、個展「JUST A POSITION」(静岡県)、「川嵜豊史・斉藤ヒロシ2人展」(豊田市美術館展示室・愛知県)
2000年 個展「A DIARY」(オレゴンムーンギャラリー・東京)
2003年~2005.5 曳山モニュメント制作(滋賀県日野町・指名コンペ)
2005年 八景閣紛失彫刻復元(滋賀県日野町曳山1807年頃建造)
その他オブジェ多数制作、一般公募コンペ・指名コンペ多数参加

鈴木政吉像除幕式の概要

日時:2019年331日(日)午前10時~11時頃
場所:おおぶ文化交流の杜こもれびホールホワイエ →map
内容(予定):主催者挨拶、除幕、来賓挨拶・紹介、制作者紹介、表彰・感謝状贈呈、スズキ・メソードの子どもたち(20数名)による演奏
演奏曲(予定)
 ・ユーモレスク(ドヴォルザーク)
 ・無窮動(鈴木鎮一)
 ・アレグレット(鈴木鎮一)
 ・アレグロ(鈴木鎮一)
 ・こぎつね(外国民謡)
 ・ちょうちょう(外国民謡)
 ・キラキラ星変奏曲(鈴木鎮一)
 ・弦楽のための協奏曲 ト長調 「アラ・ルスティカ」 RV 151(ヴィヴァルディ)