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第55回甲信地区大会を、10月6日(日)に開催しました!

 10月6日(日)、須坂市メセナホールにて開催しました。

 甲信地区ヴァイオリン科指導者として長年活躍された伝田充正先生のご長男である伝田正秀先生をお迎えして、弦楽合奏のご指導と演奏をしていただきました。正秀先生は読売日本交響楽団のコンサートマスターであり、ソリストとしてもご活躍されています。そんな、プロフェッショナルな演奏活動をされている先生から、聴衆に音楽を伝える演奏とはどんなものかをたくさん教えていただきました。

 そのレッスンはとてもユニークで楽しく、生徒たちはみるみる先生のレッスンに引き込まれていき、音がどんどん変わり、演奏が生き生きとしてきました。正秀先生がレッスンをされている姿が亡き充正先生にそっくりで、長野の先生たちは感慨深いものがありました。

 本番の「ディヴェルティメント」の演奏は、「喜遊曲」という名の通り、演奏する喜びに満ち溢れ、聴いていて心が躍るような躍動感に満ちた素晴らしいものでした。また、正秀先生がソロを弾き、上級生がトゥッティを弾いたヴィヴァルディの「四季〜秋」は、正秀先生の素晴らしい音色で会場を魅了しました。

 今回のコンサートのもう一つの柱は、早野龍五会長の講演でした。練習とお稽古の違い、考えて繰り返すことなど、わかりやすくためになるお話で、会場の保護者の方々は皆さんうなずきながら聞いていらっしゃいました。

 0〜3歳児コースのチビちゃんたちのカスタネットによるリズム発表、初歩の生徒さんとの俳句唱和も大きな声で立派にできました。ステージに1列で並びきれないほどたくさんの初歩の生徒さんの発表は、これからますます甲信地区が発展していくことを物語っているようでした。

 チェロ科はアンサンブル曲を発表。素晴らしい音色が会場に響きわたりました。「おねがいの歌」では指導者による弦楽伴奏で、生徒たちは大きな声で歌い、最後は「キラキラ星変奏曲」の大合奏で幕を閉じました。


2019年10月6日(日)13:00開演
須坂市文化会館メセナホール →map
入場料:無料(0歳から入場可能)
主催:スズキ・メソード甲信地区
お問い合わせ:tel.0120-556-414

主な演奏曲は、以下の通りです。
招待演奏
・ヴィヴァルディ:「四季」より「秋」第1、第3楽章
  独奏 伝田正秀(読売日本交響楽団コンサートマスター)
弦楽合奏
・モーツァルト:ディヴェルティメント KV136、KV138より第1楽章
講演
 才能教育研究会会長 早野龍五
フルート科
・メンデルスゾーン:歌の翼に
チェロ科
・パッヘルベル:カノン
ヴァイオリン科
・バッハ:協奏曲イ短調第1楽章
・ドヴォルザーク:ユーモレスク
フィナーレ
・鈴木鎮一:キラキラ星変奏曲
0〜3歳児コース生徒・初歩の生徒による発表

伝田正秀先生からのメッセージ

 先日の甲信地区大会は、リハーサルから本番まで始終が楽しく、興奮する時間でした。アンサンブルは事前に先生方が緻密にご指導くださり、私が初めてリハーサルに伺った際には、すでにいつ本番をやっても大丈夫なほどの完成度でした。その環境で、積極性や躍動感、歌いなどといった、音楽のスイッチをONにしてから演奏するということを主に練習させていただきました。

 私にとっては故郷長野市での開催に参加させていただき、昨年他界した父(スズキ指導者)を通じて、幼少時代からお世話になった地元の先生方に久々お会いすることができ、たくさんの懐かしい話ができたのも、温かく有意義な時間でした。

 リハーサル全体を通じて、子ども達の感受性と好奇心、柔軟性の高さに驚きました。特に音楽表現の要素では、音大生に10回言っても伝わらないことでも、子どもたちはその場で変化できていました。引き続き、良い環境の中で深い音楽をたくさん聴きながら、目を輝かせて楽器を弾いていって欲しいと思いました。

参加した生徒の感想

・舞台で弾けて楽しかった。(初歩年中男子)

・私は弦楽を聴いて思いました。思ったことは1つです。みんなが息を合わせてのって弾いていたから、私も息を合わせてのって弾くのを目標としてがんばっていきたいと思います。自分の曲は練習の時いつも間違えるからそこを努力しました。みんなで弾いた音がホール全体に響いたので、合わせたことのない人とも素敵に演奏できて、嬉しかったし、楽しかったです。(小3女子)

・ステージに出る前は緊張したけど、弾き終わったら上手にできたな~と思いました。伝田先生も一緒に斉奏で弾いてくださっていることがわかった時は嬉しかったです。お姉ちゃんもでていたお姉さんお兄さんたちの演奏は、とてもきれいで感動しました。私もがんばりたいとすごく思いました。(小2女子)

・伝田先生とのアンサンブルは、レッスンも楽しく、面白く、勉強になりました。当日は、大きなステージで伝田先生と先輩たちと一緒に演奏できて嬉しかったです。自分たちの演奏の音が響いていることもわかり、胸がいっぱいになりました。斉奏でも伝田先生と一緒に弾けて良かったです。これからもヴァイオリンがもっと上手になれるようがんばりたいです。(小6女子)

・ユーモレスクがじょうずにひけてよかったです。もういっかいユーモレスクをひきたいです。(小1女子)

・「ディヴェルティメント」は、少しテンポが速かったけど、みんなであわせてきれいにひくことができました。ヴィヴァルデイの「秋」は、伝田先生がとてもきれいな音でした。「シシリアーノ」もきれいな音でひけてよかったです。(小6女子)

・「ディヴェルティメント」を姿勢よく、楽しく弾くことができたので、いいコンサートになったので良かったです。(中1男子)

・弦楽Bを弾かせていただきました。リハーサル中に何度も足を動かして練習しましたが、体を使ってヴァイオリンを弾くことの大切さを知りました。(OB母)

・「ユーモレスク」をひけたのが楽しかったです。(年長男子)

・たのしかったです。きんちょうしました。(小1女子)

・たのしくひけたし、「ディヴェルティメント」は上手にひけてよかったです。弦楽の人たちが上手ですごいなと思いました。(小6女子)

・初歩で参加しました。ステージ裏で大泣きして大変でしたが、なみだ目のままなんとかひとりでステージに立ってくれたのでよかったです。弦楽は、集中して聴いてくれ、「よかったね、すてきだったね」と言っていました。(年長男子・母)

・「おねがいのうた」がしっかりうたえてよかったです。いっぱいれんしゅうしました。「2人のてきだんへい」がしっかりまちがえないでひけたのがうれしかったです。(小2女子)

・ヴァイオリンを弾けたことが楽しかった!(小1女子)

・いっぱいの人と一緒に演奏できてすごく楽しかったです。(年中女子)

・伝田先生との練習の時に身体を動かして弾く練習をたくさんやって、家での練習でも意識するようになりました。本番も身体を動かして伸び伸びと演奏することができて、楽しかったです。(小3女子)

・甲信地区大会では、自分より上手な人がたくさんいて、私も負けずに練習をがんばっていきたいと思いました。合宿で友だちになった子と久しぶりに会えて嬉しくて、楽しく演奏ができました(小4女子)