国際スズキ協会(ISA)理事会に行ってきました。
会長 早野龍五

 2019年10月14日~16日まで、スペインのマドリードでのISA Teacher Trainer会議に引き続いて、国際スズキ協会(International Suzuki Association: ISA)の理事会が開催されました。国際スズキ協会は、「スズキ」の名前と権利を保護し、スズキ・メソードの全世界での発展をはかるため、1983年に作られた非営利組織です。
→国際スズキ協会

 日本から出席した、ISA会長の豊田耕兒先生と、日本代表理事の早野は、台風19号の影響で日本出発が遅れ、初日の午後からの参加となりました。あらためて、台風19号の被災者の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 ISA理事会は、年に1回開催されます。

 投票権を持つ理事は、
・アジア地区代表(アジア地区スズキ協会 - ARSA)で今年と来年の議長を務めるChenさん
・日本代表(才能教育研究会の英語名の頭文字を取ってTERIと呼ばれます)で副議長の早野
・アメリカ大陸代表(スズキアメリカ協会 - SAA)のBraschさん
・ヨーロッパ大陸(ヨーロッパスズキ協会 - ESA)のRüttimannさん
・パシフィック地区代表(汎太平洋スズキ協会 - PPSA)のGriffithsさん
・地域代表ではないmember-at-large(一般理事)であるLippmanさん、Razzanoさん、Hockettさん(全員アメリカ籍)
の8名です。
そして、投票権を持たない参加者として、ISAの執行役(CEO)のLiebさんと、会長の豊田耕兒先生を加えた10名が、理事会の構成メンバーです。

 議題は、1年間の活動報告、ISA財務報告、楽器科委員会の報告と理事会からのフィードバック、(必要があれば)理事の改選、世界でスズキのブランドが正しく使われているかどうかの確認、など、多岐にわたりますが、今回は、加えてTeacher Trainer会議の成果に関する議論がありました(日本から参加された先生方の発表は高く評価されていました)。

 以下、今回の理事会で、日本に関係する主なポイントをまとめておきます。

①20年間ISAの会長をつとめられた豊田先生は、今回の理事会を最後に会長を引退されることになりました。後任が選出されるまでは、名誉会長としてISAに留まられます。
②member-at-largeの理事のうち、LippmanさんとRazzanoさんが2020年夏に任期満了となるので、2019年末までに後任の候補推薦を受け付けることになりました(現在は、全員アメリカ籍なので、TERIからも候補者を出したいところです)。
③2022年10月に、Teacher Trainer会議を日本で開催してくれないかという打診があり、半年ぐらいの間に本会理事会で検討することを約束しました。
④今後の理事会開催地を以下のように決めました。2020年は台湾、2021年はニューヨーク、2022年は日本、2023年はニューヨーク(2021年と2022年は早野が議長を務めます)。

 最後になりますが、ISAは日本を含め、世界各国のスズキ指導者が納入する年会費によって運営されており、スズキ・メソードの世界発展に大きな役目を果たしています。今後も折に触れ、ISAの状況、日本(TERI)との関係について、ご報告していきたいと思います。

左から、Hiroko Driver Lippman, USA (member-at-large)、Professor Koji Toyoda, Japan、Simon Griffiths, Secretary, New Zealand (PPSA representative)、Dr. Lan Ku Chen, Taiwan (ARSA representative)、Pat Razzano, USA (member-at-large)、Dr. Ryugo Hayano, Japan (TERI representative)、Allen Lieb, CEO,USA、Martin Rüttimann, Chair, Switzerland (ESA representative)、Carey Beth Hockett, USA (member-at-large)、Pamela Brasch, Treasurer, USA (SAA representative)