福島白百合幼稚園が福島フォーラムを開催。
オーストラリアのスズキ指導者らと幼児教育の新たな地平を探りました。

 2017年8月に、オーストラリアでスズキ・メソードのチェロ教室を営む4人の先生方が来日され、日本の各地の教室で交流を深められた様子は、このマンスリースズキですでにお知らせした通りです。
→マンスリースズキ「豪州チェロ科指導者との交流」

 このたびのグランドコンサートをきっかけに、さらに輪が広がり、より多くのスズキの事例を見学したいとのオーストラリアの先生方の熱い希望が叶い、福島・白百合幼稚園で「福島フォーラム」と名付けられた合同の研究会が開催されることになりました。
 この実現には、前回の来日時に、幼稚園でのスズキ・メソードの取り組み事例の話題にオーストラリア側のメンバーを束ねるチェロ科の水島隆郎先生ご自身が大変興味を示されたことがきっかけになりました。さらに、スズキ・メソード幼児教育研究会メンバーとして活動をされておられる福島・白百合幼稚園の理事長、塩谷恭子先生が、水島先生とは、かつて富山大学時代に同じオーケストラ部に所属した先輩・後輩の間柄という偶然もありました。そこで、福島・白百合幼稚園で昨年よりスタートしたスズキ・メソードによるヴァイオリン教室を見学していただき、お互いに幼児教育の可能性を研究しようということになった次第です。
 下記のような内容で開催されました。


◆開催の趣旨
① 幼児教育研究会がスズキ・メソードの普及と発展にどのような貢献ができるかを探り、「どの子も育つ、育て方ひとつ」に託された故鈴木鎮一先生のお考えを幼稚園教育の中で実践している具体的内容について確認し合いました。
② 機関誌「Suzuki Method 198 2017 vol.2 」に掲載された「特集 スズキ・メソードへの提言」を踏まえて、早野龍五会長に「幼児教育とスズキ・メソード」と題するご講演をいただき、その後に続くシンポジウムの本題としました。
③ 福島・白百合幼稚園で昨年度より取り組み始めたヴァイオリンレッスンのワークショップを公開し、幼稚園の保育内容「環境」「表現」の範疇で捉えた場合、カリキュラムにどのように入れ込んでいけば幼稚園教育の中で子どもたちの成長と発達に最善の方法になるか、当面の話題となっている「非認知能力の育成」に関連して幼児期にスズキ・メソードによるヴァイオリンレッスンに取り組むことの意義を探りました。
④ 豪州のスズキ・メソード指導者の方々に、豪州でのスズキ・メソードの現状や展望を発表していただき、スズキ・メソード幼児教育研究会が今後どのような方向性をもつべきか、さらに日本国内でスズキ・メソードの普及と拡大を図るため、スタートとなる幼児期=幼稚園生活の過ごし方について意見交換をしました。
⑤ このフォーラムが東北地方におけるスズキ・メソードの普及と拡大を図るためのプレゼンテーションとなり、参加された指導者各位に今後の参考にしていただきました。
  
◆期日  2018年4月5日(木)
◆会場  「ウェディング エルティ」 福島市野田町1-10-41 ☎024-535-6188
◆日程 
〔第1部〕
10:00~11:30 福島・白百合幼稚園ヴァイオリンレッスン、ワークショップ
        (年長児と保護者10組が参加、指導:折笠友紀先生)
〔第2部〕
12:00~13:00   昼食会
13:00~17:00   シンポジウム「スズキ・メソードを保育に取り入れるには」
・スズキ・メソード会長 早野龍五先生の講演
・問題提起として  福島・白百合幼稚園園長 塩谷恭子先生
・海外、特にオーストラリアでのスズキ・メソード
    豪州スズキ・メソード指導者 水島隆郎先生
・質疑応答
◆参加者
・早野龍五会長
・スズキ・メソード幼児教育研究会加盟園の先生方
・豪州スズキ・メソード指導者
・ヴァイオリン科指導者 
・スズキ・メソード機関誌編集部