第54回グランドコンサートの会場、国技館を視察!


国技館は、JR両国駅より徒歩1分。スカイツリーにも近く、東京の代表的な観光地の一つです■視察レポート
 4月に国技館を視察できる機会が2度あり、第54回グランドコンサート実行委員会の先生たちが、実際にイベント(4/23 ストリートダンスの決勝戦、4/29両国まつり)が行なわれていた国技館を視察されました。以下、詳細なレポートが届きましたので、抜粋して紹介します。

①国技館はJR両国駅の目の前にあり、アクセスがとても楽です。大きな関取の写真や手形などお相撲ムード一色。歴代の優勝力士のパネルにぐるっと囲まれている空間は、とても面白いし、興味深い場所です。これまでに開催してきました日本武道館と同様、やはり、古くから皆に愛されて来た建物なので、とてもパワーのある気が充満しています。

②舞台進行をする上で、子どもたちの動線をどのように設定するかは、いつも大きな課題です。日本武道館の場合は、出演生徒がアリーナにたどり着くまでに廊下で小一時間待たなくてはならず、中の様子はまったくわからず、その上にとても寒かったのですが、国技館の場合は、枡席から直接アリーナに降りられます。そのおかげで全体の進行を見ながら、次の動きができますので、何かと好都合です。

③ダンスイベントでは、セキュリティの関係で南門も北門も閉鎖し、全員正面入口から入場。当日券販売所及び案内所はオープンし、屋根があり、雨天対応が可能です。チケットもぎりカウンターを設置し、プログラムなどの配布は入口そばのテントで行なえそうです。

④正面玄関のエスカレータは、ダンスイベントでは使用禁止でした。1000人ほどの入場の様子を見たものの、階段での混雑はそれほど見られません。グランドコンサートでは、チケットを持っている人はリハーサル時からいつでも入場して見学できるなど、14時開演の入場の混雑を分散させる工夫が必要でしょう。使用したくない扉や、入場禁止箇所、外の列の仕切りなどには、可動式の白い柵が使われていました。地下1階にある大広間や、地下2階の控室への、正面玄関からの導線が分かりにくいので、立看板などが必要です。

⑤保護者席やVIP席、販売用指定席など、実際にフロアを見ながらプランを練ることができました。2階廊下西側の扉は、「キラキラ星」開始前に全開放し、帰りは直接外階段に出られるようにするのがよさそうです。両国まつりでは、可動升席をしまい、階段が設置されていました。

⑥地下の大広間や東西の支度部屋など、使い勝手を考えた配置ができそうです。また、照明の演出やプロジェクターを使った展開なども可能です。

■写真
 視察時の写真を何点か紹介します。大相撲だけでなく、こうしたコンサートやイベントにも広く使われているのが、国技館なのです。
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■様々な用途に使われる国技館
 稀勢の里や白鵬などの横綱相撲や、御嶽海、遠藤など若手の関取たちの大相撲で知られる国技館ですが、調べてみるといろいろな用途で使われていることがわかりました。例えば、こんな感じです。
・プロレスリング、プロボクシング
・バレーボールの国際試合
・体操のW杯
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト
・各種コンサート
・2020東京オリンピック・ボクシング会場

 このラインナップに、スズキ・メソードのグランドコンサートも追加されることになるわけです。ワクワクしますね。
 それでは、最後に国技館の公式サイトをご紹介しておきましょう。概要とアクセス方法のページをまずはご覧ください。

■国技館の概要
 http://www.sumo.or.jp/Kokugikan/

■国技館へのアクセス方法
 http://www.sumo.or.jp/Kokugikan/