CDを聴かせた分だけ、楽器を演奏した分だけ、
息子が変化も成長もしている姿を実感しています。
その手応えがありますね。

保木裕美さん・千拓(ちひろ)さん親子の場合

0〜3歳児コース松本教室のクリスマス会での保木裕美さんと千拓さん親子
 0〜3歳児コースに参加したのは、息子の千拓が3歳5ヵ月頃のことで、保育園に入る直前でした。きっかけは、長野県外に住む友人の娘さんが、スズキ・メソードでヴァイオリンを習っていて、松本で開催される夏期学校に参加する際に、私どもの松本市内の自宅に遊びに来てくださり、スズキ・メソードの話を聞いたり、実際にヴァイオリンの演奏をしてくださったりしていました。その時に漠然とですが、自分の子どもにも習わせてみたいなと興味を持ちました。

 また、息子自身、よく歌を歌ったり、聴いたり、踊ったりしていたので、勝手に音楽が好きなのかもしれないと思っていました。息子が3歳になる前、上記の娘さんがヴァイオリンの演奏をしてくれた際、自分でハーモニカを持ち出してきて(ハーモニカは演奏できませんが)、一緒に演奏したりしたこともありました。その頃、2013年の秋に松本でも初めて0~3歳児コースが開設されるという案内を見つけ、参加してみました。

 先生方が子どもたちが飽きないよう、効果的、効率的にプログラムを組んでくださっているのが、とても印象的でした。息子はいつも動き回っているタイプで、最初は私も静かにさせようといらだってしまいましたが、先生方は息子の好きなようにさせて「いいですよ」とアドバイスしてくださり、また周りのお子さんたちに迷惑がかからないよう、ケアもしていただきました。先生たちの演奏を聴かせていただいた時は、感動的でした。
0〜3歳児コース松本教室の皆さんと一緒に記念撮影(後列右から3人目が保木さん親子です)

 息子はコースの間、教室の外に出ようとしたり、みんなと違う動きをとっていたり、走り回っていたりしていて、コースに集中してるような感じではありませんでした。それでも、自宅などでコースで使用していた曲を聴くと一緒に口ずさんだり、「これはあの曲だね」と言ったり、俳句もちゃんと覚えていたりしたので驚きました。本当に小さいこの時期は耳から入ってくるものをそのまま吸収できるんだなと驚きました。この時期を大切にしたいとも思いました。

 参加したことで、息子の行動に変化を見つけるには、1ターム(期間)だけの参加では短かったかなと思いました。でも、「ここではみんなの前でご挨拶をする」など状況により、何をすればいいかの判断ができるようになったと思います。

北沢加奈子先生と一緒に「弓振り」のおけいこをする千拓さん 0〜3歳児コースでもお世話になったチェロ科の北沢加奈子先生のクラスに入りました。お教室でのレッスンは母親が連れて行き、家での練習は父親が行なっています。4歳になってからの最初の1年は、ほとんど集中もできずに好きなことだけやる感じでした。ただ聞いていないようで、レッスンの会話は全部聞いている。家に帰ってきてからの練習は嫌々ながらもチェロは好きなようで、弾いていました。

 「チェロは好きだけれど、練習は嫌い」という状況が続きましたが、2年経過して、いろいろと新しい曲に挑戦できるようになって来た頃から、グループレッスンでお兄ちゃんたちと一緒に同じ曲を演奏できることが刺激になっているのか、目的意識を持ちつつ練習する事ができるようになってきました。ただ弾くだけの練習から、「音楽的にどうしたらいい音になるのか?」と考えつつ練習するようになったことに驚いています。

いい音を出すために、腕の重みを感じるレッスンを受けています 0〜3歳児コースに参加させていただいたことは、子どもが、というより、私たち親にとってよかったかなと思います。少しずつでも子どもはやった分だけ成長している、という姿を辛抱強く親が見守る。すると子どもはいつのまにかちゃんと成長している、ということを実感することができたからです。そのことを感じていたので、なかなか集中できずに練習していた期間も、なんとか私たちが我慢しつつ、練習に付き合うことができたのだと思います。

レッスンには私が付いて行き、家の練習は主人が担当しています 0〜3歳児コース、そしてチェロ科で学ぶ姿を見て、私自身にとっては、子育てに対する気持ちにも変化がありました。毎日の変化は微々たるものですが、CDを聴かせた分だけ、チェロを弾いた分だけ、息子自身が変化も成長もしている、という姿を実感したことです。そして、その手応えを信じることができるようになったことです。





→0〜3歳児コース松本教室

千葉県の津田沼でも、この春から開講しています!

金曜日に開講、津田沼駅に近い教室です

緑色の矢印の場所に教室があります 各地区での、0~3歳児コースが好評を博している中、千葉にお教室がありませんでしたが、「ぜひとも千葉に!」というお声をいただき、開講することになりました。

 兄弟姉妹がお互いに刺激しあい成長していく様子に、年齢の異なる子どもたちが一緒にレッスンを受け、互いの成長を見守ることができます。

 プログラムはスズキ・メソードをもとに構成されています。ご挨拶から始まり、生演奏、手遊び歌、リズム遊びに加え、記憶力・集中力を遊びの中で育てられる“一茶の俳句遊び”なども、子どもたちの大好きなものの一つです。 また、ベテラン指導者や先輩お母さんによる『お母さん教室』では、子育ての情報交換やヒントになるお話がたくさん♪

 体験・見学は随時受け付けております。お気軽にご連絡ください。 
 詳しくは、東京事務所にお問い合わせください。tel.03-3295-0270