「急がず、休まず、あきらめず、そして、比べず」

どうしても、焦ったり、周りの子と比べてしまう時があり、
その時に「愛に生きる」のこの言葉を思い浮かべ、
初心に帰って練習を継続しました。

高池利菜さん・綾菜さん・由依菜さん親子の場合

 0〜3歳児コースに初めて参加したのは、小さい頃から音楽に触れさせたいと思い、地域雑誌の「ほっとパル」に載っていた0~3歳児コースの広告を見つけ、体験レッスンに参加したのがきっかけです。毎回、ヴァイオリンやピアノの生演奏が聴けるというのが魅力で始めました。

この日は、チェロ科の子どもたちの生演奏に聴き惚れた高池さん親子(右端)
 毎回の母親教室には、何度も助けられましたね。特に、2番目の由依菜の時の受講中、綾菜は幼稚園の年中の頃、隣の男の子にいじわるをされていて、大好きだった幼稚園に行きたくないという時期がありました。そして毎日のヴァイオリン練習もなかなかうまくいかなかった時に、下の子の母親教室に出ることで、子育ての初心に帰ることができ、またそこで、私自身もリフレッシュでき、新たな気持ちで、子どもたちに接することができました。
 
 先生方も子育ての経験のある方が多く、相談しやすい環境で、今一番言ってもらいたい言葉をかけてくれ、本当に心が軽くなりました。そのことが一番、心に残っています。
 
 綾菜、由依菜とも0〜3歳児コースに参加する前から、テレビから音楽が流れてくると一緒に歌ったりする姿が見られました。参加している間、綾菜の方は、楽しそうにプログラムを受けたり、お友だちと一緒になって走り回ったりしていました。それを止めさせたり、強制せず、見守ってくれる先生方や他のお母さん方がいる空間が、とても居心地よかったです。ごあいさつがしっかりできるようになった由依菜さん
9クール分の9冊のノートと教室で収録されたDVD。貴重な資料です

 由依菜の方は、少し慣れてくると、「もう帰る」と自分で帰る準備をして、出口の方に行ったり、好きなプログラムと苦手なプログラムが出てきて、リズムや俳句など苦手なプログラムになると、水を飲みに行ったり、トイレに行ったりするようになったり、いろいろな変化が見られました。そして、参加後ですが、綾菜の方は、自分で決めたこと、例えば、毎日ヴァイオリンの練習をする、宿題を必ずやる、ご飯を食べる時はテレビを見ないなどの約束事は、必ず守るようになりました。由依菜の方は、ご挨拶がきちんと言えるようになりました。二人ともそれぞれ違いますが、とてもよい習慣がついたと思います。

 綾菜が楽器科に移る時に、本人に聞いたところ、「絶対にヴァイオリンがいい」ということで決めました。由依菜は、お姉ちゃんが練習している姿を1歳前から見ており、レッスンにも一緒について行っているからか、自然とヴァイオリンをやっていた、という感じです。
 
 0~3歳児コースの時は、練習という練習は、まったくと言っていいほどやっていませんでしたが、俳句かるたは、すぐ手に取れるところに置いておき、本人たちがやる気になった時に自分で出してこられるようにしておきました。修了式前には、ちょっとしたステージ(踏み台のような一段高くなるようなもの)を用意しておき、修了式ごっこをしていました。また、レッスンで歌った歌など、本人が歌い出した時には、一緒に歌ったり、踊ったり、家事の手を止めて、一緒にやるように心がけていました。
 
 二人ともヴァイオリンのレッスンでは、ここでは自分を出していいと分かっているからか、他の習い事では言わない、これはやりたくない、こうやってやりたい、という自分の思っていることを先生に伝えている姿が見られます。
 
 綾菜がヴァイオリンを始めた頃は、家での練習を嫌がり、毎日泣いていました。私もどうやって練習をしていけばいいか、分からず、やらないことに対して、怒ってしまったこともありましたが、先生に相談すると、CDを聴くだけでも、練習になると言われ、しばらくは、CDを聴くだけの練習でした。秋ごろに3/4のヴァイオリンを譲っていただいたので、私も一緒にやり始めると、練習も少しずつ嫌がらなくなってきたように思います。

 2年近く、キラキラ星をやっていましたが、夏の合宿をやるごとに、ヴァイオリンに対する意欲が出てきた様子で、年長になる頃には、朝と夕方の練習を毎日やるという習慣ができていました。ですが、4月から小学校にあがり、朝が早くなり、帰って来てからも宿題があり…という生活スタイルになり、練習になるとまた涙を見せるようになってしまいました。そのことを先生に相談すると、本人も交えて、話をしてくださり、曲数を減らして様子を見ることになりました。そうすると、涙を見せずに練習をしてくれるようになり、今は、それで継続中です。
 
 由依菜は、お姉ちゃんが毎朝練習をしている姿を見ているので、もうヴァイオリンの練習をするという習慣はついており、嫌がらずに練習をしてますが、好きなレッスン、苦手なレッスンがあるので、苦手なものをどう練習していくかが、今後の課題です。

 二人とも、始めの挨拶、終わりの挨拶は、毎回、しっかりとやってくれます。

おうちでのお稽古は、いつも3人で一緒。そうした習慣を身につけることができました やはり、環境の違いにより、子どもたちへの効果の違いはあるようでした。綾菜の方は、すべて初めてのことでしたので、ヴァイオリンの曲もCDで何度も聴いて、ようやく覚えるという感じですが、由依菜の方は、お腹の中にいる時から聴いていた馴染のある曲として、また、お姉ちゃんと一緒にレッスンに行き、毎日の練習もしているので、突然、音階でヴァイオリンのレッスン曲を歌い出すこともあり、びっくりしています。
 
小出倫代先生のレッスンを受ける綾菜さん 私自身の変化としましては、子どもを信じて待つこと。日々の忙しさでなかなか難しいことですが、そこはとても気を付けて心がけているところです。
古巣の0〜3歳児コース長野教室で生演奏をしたこともある綾菜さん(中央)

→0〜3歳児コース長野教室