第19回スズキチルドレン ピアノコンサート

温かな雰囲気の中、熱演が続きました。


 5月12日(土)、第19回スズキチルドレン ピアノコンサートが京都コンサートホール アンサンブルホールムラタにて開催されました。

 春の京都に各地区のオーディションで選ばれて集まった生徒さんは21人。朝早くからのリハーサルでは平常心で弾いていた生徒さんも、出番前は緊張で固まっていて、大丈夫かなと心配しましたが、いざ舞台に出ると、皆さん堂々として素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

 スズキ・メソードのピアノ科特別講師で東京藝術大学教授の東 誠三先生からは、「アッという間に最後が来てしまいました。熱演、力演ばかりで、ずっとこの良い音楽を聴いていたいと心からそう感じました。全体的に活気のあふれたレベルの高い、良い演奏会でした」

 神戸女学院大学音楽学部教授の田中修二先生からは「プログラムを見たときには、〝長いな〟と思っていましたが、皆さん熱演されてアッという間に終わりました。そして何よりもお客様の一人ひとりに対する温かい拍手が素晴らしいと思いました。このような広い会場で演奏し、温かい拍手をいただいたことは、きっとこれからの力になると思います」と両先生からお褒めの言葉をしました。

 また、スズキのコンサートに初めて来られた一般のお客様からも、「会場の空気が温かく感じられました」という感想をいただき、スズキファミリーの〝みんなで育てよう〟という気持ちが会場に溢れていたのかな、と嬉しく思いました。

冨澤幸世(実行委員長)

 それでは、各生徒さんのスナップと曲名、そして所属地区と学年を紹介しましょう。それぞれの写真は、クリックすると拡大します。

  左)パルティータ変ロ長調BWV825よりジーグ(バッハ)関東(小2)
  中)クラヴサン組曲第3集よりNo.1かっこう(ダカン)沖縄(小4)
  右)パルティータ変ロ長調BWV825よりジーグ(バッハ)関西(小4)

  左)ソナタK.331第3楽章(モーツァルト)甲信(小5)
  中)ソナチネ第1番第1楽章(カバレフスキー)中国・四国(小6)
  右)ソナタK.331第3楽章(モーツァルト)中国・四国(小6)

  左)ソナタK.545第1楽章(モーツァルト)東海(小3)
  中)きらきら星変奏曲(モーツァルト)関西(小5)
  右)赤ちゃんの一族第1集よりNo.7道化人形(ヴィラ・ロボス)関東(小4)

  左)ソナタK.331第1楽章(モーツァルト)関東(小6)
  中)ソナタK.331第3楽章(モーツァルト)関西(小5)
  右)ホルベアの時代より前奏曲(グリーグ)関西(小6)

  左)イギリス組曲第2番よりプレリュード(バッハ)関西(小6)
  中)幻想曲K.397(モーツァルト)関西(中2)
  右)イタリア協奏曲第1楽章(バッハ)甲信(中1)

  左)ソナタ第5番Op.10-1第1楽章(ベートーヴェン)関東(中1)
  中)幻想即興曲(ショパン)関西(中3)
  右)パルティータ変ロ長調BWV825よりプレリュード・アルマンド・クーラント・ジーグ(バッハ)九州(中3)

  左)幻想即興曲(ショパン)東海(小6)
  中)即興曲イ長調Op.90-4(シューベルト)東海(中2)
  右)スケルツォ・ヴァルス(シャブリエ)関東(中2)