今年の全国指導者研究会。
最終日の6月5日(木)の様子を速報します。
最終日は、北アルプスの稜線もくっきり見えるほどの晴天。爽やかな風が心地よい朝を迎えました。この日も、各科プログラムからスタート。「次世代に繋げるために」と題した共通プログラムには、各科のベテラン指導者が登場し、思い出に残るエピソードなどを披露していただきました。期間中の同時配信にも、全国から約100名が連日オンラインで参加し、研究に励みました。
Day4 6月5日(木)
各科プログラム 9:00~10:30
・ヴァイオリン科 前日の続きと、グループレッスンのアイデアと実践(山口健太郎先生、吉川絵里菜先生)
・チェロ科 寺田義彦先生 セヴシック:エチュードOp.3 var.34とポッパー:エチュードNo.12を教材に
・フルート科 宮前丈明先生〜「花のワルツ」演習と総括
・ピアノ科 東誠三先生 「卒業課題曲を題材に」メヌエット ト長調、ソナチネOp.36-3 第1楽章、メヌエット1、2、ジーグ
共通プログラム 10:45~11:45
「次世代に繋げるために」
今年のメインテーマとして掲げられた「スズキ・メソードを次世代に繋げるために」をまさにテーマとしたパネルディスカッションには、ヴァイオリン科の山同直樹先生による司会で、4人のパネラー(ヴァイオリン科:山本和子先生、フルート科:宮地若菜先生、ピアノ科:三谷紀子先生、チェロ科:中島顕先生)が登場。「あの時、生徒が大きく変わった瞬間」「壁にぶつかった時の乗り越え方」「時代とともに変化する指導法への対応」「スズキ・メソードの根幹を大切にしながら、自分らしさを加えるには」「指導者として、長く情熱を保ち続ける秘訣」「忘れられない生徒+保護者との出会い」の中から自由にお話をいただきました。
閉会式 11:45~12:15
川沼顕実行委員長の進行で、特別講師としてフルに参加いただいた東 誠三先生、宮前丈明先生、臼井文代先生が壇上に登場され、それぞれご挨拶をいただきました。また、初日の一般公開プログラムに登場された佐藤康光九段が、サイン入り機関誌のプレゼント抽選会も実施され、15名の指導者が当選。会場が大いに沸きました。精力的に動かれた配信チーム、実行委員会への感謝の拍手の後に、東誠三会長から「私にとっても学びの多い研究会でした。先生方もそれぞれのお教室に戻られて、ここでの研究を生徒さんたちにお伝えいただければと思います」とご挨拶。4日間にわたった全国指導者研究会も閉会となりました。