ランヴェイグ・マルタ・サルクさんの
ヴァイオリンコンサート(アイスランド大使館)に伺って
10月31日(金)、駐日アイスランド大使館 アドミニストレーティブオフィサーの 腰塚由紀子様よりご招待をいただき、同大使館にてアイスランドのヴァイオリニスト、 ランヴェイグ・マルタ・サルクさんのコンサートに早野龍五理事長とともに鑑賞いたしました。
コンサートはヴァイオリン独奏によるバッハの無伴奏曲、アイスランドの作曲者とスロヴェニアの作曲者の作品から、また日本の歌から「さくら」「赤とんぼ」が奏でられました。どの演奏も温かいヴァイオリンの音色に溢れ、演奏者自身のシンプルながら丁寧な解説を伺い、とても楽しい一時でした。(編集部註:アイスランド大使館のインスタグラムで、演奏を数秒間聴くことができます)
→アイスランド大使館インスタグラム
終演後の歓談の場にてランヴェイグさんと早野理事長とともにお話をする中で、彼女がアイスランドで3歳からスズキ・メソードでヴァイオリンを学ばれたことを知りました。彼女に私から「早野理事長は創始者鈴木鎮一より直接指導を受けたヴァイオリンの生徒です」とお話しすると、彼女は早野理事長にドクタースズキによる実際の指導について尋ねていらっしゃいました。
ランヴェイグさんは我々とは英語、同じくご招待の彼女のお父様の母国であるスロヴェニア大使ご夫妻とはスロヴェニア語、アイスランド大使パウルソン氏とはアイスランド語でお話しされ、ヨーロッパの異なる各言語にてのご対応が興味深かったです。
帰宅後に頂戴したCD『Duo Freyja』(ランヴェイグさんとヴィオラ奏者である彼女のご母堂スヴァーヴァさんの共演)
のライナーノーツを読まれた早野理事長のご指摘から、お母様はアイスランドのスズキ指導者でもあったこともわかりました。今さらながら、本会が創立して80年間の世界への広まりと、そこから生まれたご縁を感じました。
関東地区チェロ科指導者 寺田義彦