鈴木鎮一記念館 開設30周年記念 新春コンサート
1996年(平成8年)4月12日、鈴木鎮一先生が最晩年を迎えられていた時に、それまで長年住まわれていた邸宅が、松本市の支援のもとに「鈴木鎮一記念館」として開館しました。世界的な巨匠の音楽家を遇し、現在活躍の多くの指導者、音楽家の皆さんが鈴木鎮一先生から直接厳しい指導を受ける舞台となったその館は、30年の時を超えて鈴木先生の執務室やプライベート住居空間もそのままに公開されています。
さて、このたび、この記念館の歩みが、ほぼ人生の歩みと重なる若き新星ヴァイオリニスト、河西絢子さんと本会会長の東 誠三先生のデュオリサイタルを記念館で披露していただきます。このコンサートは河西さんの「いつかは東先生と一緒に弾かせていただきたい」という長年の夢が実現する祝福すべきコンサートです。
記念館は収容スペースに限りがあり、今から「垂涎の幻のコンサート」となりそうですが、スズキ・メソード広報配信チームの「こんな貴重なコンサートはもっと多くの聴衆にお届けしたい」という意気込みから、奏者のご了承をいただき、当日の同時配信やアーカイブ配信の準備も進めています。 1月のMonthly Suzukiでは奏者お二人からのメッセージやプログラムの解説、そして同時配信のサイト情報もお届けします。