1月12日(月・祝)の午後、日暮里サニーホールで第55回グランドコンサートの初練習を開催。モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」第4楽章にヴァイオリン科の「メンコン」第3楽章は多くの参加者で賑わいました。さらにピアノ科の練習も夜遅くまで続きました。モーツァルトとメンデルスゾーンの練習について、参加者からの素敵なご感想が届きましたので、ご覧いただきます。
富山から参加しました。初合わせと思えないほどの完成度でした。
練習会場に行くと、想像を超える人数が集まっていてとても驚きました。オーケストラに参加する全員のレベルが一人ひとり高く、初合わせとは思えないくらい完成度が高かったです。初めの一音を弾いたとき、その空間に音がふわっと広がったようでとても綺麗だと感じました。指揮者の佐藤明先生が「ヴァイオリンパート上手いね」と言っていただいた時は嬉しかったです。
また、400挺を超える楽器の音が合わさる瞬間が非常に気持ちよく、グランドコンサートの本番への期待が高まりました。これからも受験勉強をしながら、練習を続けて本番に備えたいです。
あれだけ大人数にも関わらず、まるでひとつの音かのように聴こえ、感動!
1月12日に行なわれた、グランドコンサートのオーケストラの初回練習会に富山から参加しました。今回のグランドコンサートが行なわれると知った時、これまでにはない大規模なグランドコンサートになるだろうと思い、娘が現役生としてこんな貴重な機会はない!と思い、「参加させてあげられたらいいな」と率直に思いました。
娘は富山から主人の転勤で2歳の時に長野市へ移り、「子どもにもいつかヴァイオリンを」と考えていたので、娘が2歳頃に、そろそろいつでも側にヴァイオリンがあるようにしたいと思い、1/16の楽器をお願いしようと、私の恩師で1983年からご指導いただきました勝野理惠先生にご連絡をした際に、「長野支部には0-3教室という楽器を始める前のとても良いお教室があるのよ」と教えていただき、0-3教室を経て、長野支部ヴァイオリン科の清水きよみ先生にご指導いただき、5歳で富山へ戻ってから富山支部の中川洋司先生に現在までご指導していただいています。
現在、娘は中学3年生で高校受験を3月初旬に控えており、参加すべきか躊躇いもしました。希望すればオーケストラにも参加できることを娘に伝え、参加の有無は本人の判断に任せることにしました。その後、オーケストラも含め、「参加する」ということで決め、1月と2月の練習会どちらにも参加するのは厳しいため、どちらにすべきかも話し合い、そして初回の練習会に参加することにしました。
練習会当日、1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン、ヴィオラ、チェロもフルートも、とても大勢の方々が集まっていたので、どんな演奏になるのか見守るこちらが緊張していました。ですが、初めの1音目を聴いたとき、そんな心配が失礼だったことが分かりました。佐藤明先生の指揮を合図に、あれだけ大人数にも関わらず、まるでひとつの音かのように聴こえた時は感動しました。
練習会を終えた娘が「とても楽しい練習会だった。また早くみんなで弾きたい」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。ここからしばらくは勉強に重点を置きつつ、息抜きと気分転換にヴァイオリンを弾いて、受験をパスしてもらいたいです。3/8の総練習がまた楽しみです。
(編集部註:右の写真で、指揮の中川洋司先生の後ろでソロを弾いていたのが、娘の華穂さん。とても懐かしいです)
音楽を作り上げるプロセスから多くを学びました。
グランドコンサートの1月のリハーサルに参加しました。実は、グランドコンサート自体、初めての参加です。私自身は、子どものころは湘南地区(逗葉第二支部、後に茅ヶ崎支部)で木原栄先生にご指導いただいていました。卒業後は、大学や社会人のオーケストラに参加するなどしており、コンサートマスターとして、東誠三先生のコンチェルトを伴奏させていただいたこともありました。今は室内楽に参加したり、勤め先の大学に音楽科があるので、そこのオーケストラやアンサンブルに混ぜてもらって演奏することもあります。今の目標は、50歳までにイザイの無伴奏ソナタを6曲演奏することです。
モーツァルトの「ジュピター」の練習では、佐藤明先生の、場を和ませる雰囲気ながら、音楽的に引き締まっていく変化が見られる練習が印象的でした。子どものころ、湘南地区大会の合同リハーサルで佐藤先生にご指導いただく機会は何度かありましたが、約40年ぶりに佐藤先生からご指導いただくというのも感慨深かったです。
また、ヴァイオリンの印田千裕先生とチェロのグレイ理沙先生がゲストプレーヤーとしてリードしてくださっていること、小さいお子さんも含めて、みなさん大変よくお弾きになるので、オーケストラ全体に勢いを感じました。
その分、練習は弾けるようになるための練習というよりは、合わせるため、あるいは曲の構造や特徴の理解を共有するための練習になっていたと思います。例えば同じ形で動く二つのパートだけを取り出して一緒に弾いてみる、といったことです。いわゆる全奏でも、パート練習でも得られにくい機会になっていたと思います。佐藤先生が音楽的な指示をやわらかい言葉で表現されていることも印象的でした。
メンデルスゾーンのコンチェルトの練習は、感激することの多い時間でした。事前に豊田耕兒先生のご指示(前回のグランドコンサートの楽譜)が共有されていて、豊田先生のお名前を拝見しただけで、子どもの頃のことがたくさん思い出されました。当時、指導曲集の4巻から8巻の楽譜に付属のLPは豊田先生の演奏でした。
リハーサルは印田先生が実際にお弾きになりながら、説明してくださることで、実際の演奏のイメージがよりクリアになったと感じました。例えば同じような形が続く箇所でも、弓の場所、分量、スピードを変えることによって、歌い方が大きく変わってきます。色彩が変わるのと目の前に景色が開けていくような印象です。そうすると、単なる音の高低やメロディーラインの変化だけでは表せない音楽の立体的な変化が見えるような気がしました。
印田先生が「ここは空気を入れて」という表現も何度か使われて、それも音楽の立体感につながっているようにも感じました。広い会場ということもあり、左手よりは右手の動きが分かりやすかったというのもありますが、印田先生の弓の運びに注目すると、sfやアクセントを弓の圧力よりもスピードで表現したり、弓が弦を離れた後に音の響きが残ることも考えて弾ききったり、と多様な弓の動きを使い分けて、それを見せてくださりながら、リハーサルを進めてくださったと思います。
印田先生の一つひとつのご指摘で曲が音楽的に洗練されていくプロセスがとても楽しく、帰宅したらすぐにもう一度練習したくなるリハーサルの時間でした。帰りの電車で印田先生のコンサート出演情報と演奏の動画を検索したことは、ここで初めて白状します。同じことをされた参加者の方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
これからの練習も、コンサート本番も大変楽しみです。(まだ初回の練習ですが)ご指導くださった先生方、運営を担ってくださっている先生方、どうもありがとうございました。
ピアノ科は、東誠三先生の意欲的な指導が続きました。
この日は、ピアノ科の初練習もあり、4台ピアノでのアンサンブル曲として用意されているベートーヴェンのソナチネや、モーツァルト(グリーグ編曲)のソナタK.545、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」などを、東先生の大変熱の入ったレッスンが続きましたが、最も時間をかけてくださったのが、グランドコンサートの最後に演奏する、「キラキラ星変奏曲」でした。
この日の午前中に開催されていた関東地区指導者新年研究会でも、「どうしたらキラキラ星変奏曲のピアノパートがたくさんの子どもたちに聴こえるか」ということを主眼に、東先生自らの編曲なども加わり、いろいろな工夫とこだわりが指導者を相手に披露されましたが、この場面でも同じ。ヴァイオリン科指導者の皆さんが4台のピアノの側に立ってキラキラ星を演奏し、全体としての聴こえ方のシミュレーションをしてみるなど、実験的な側面もうかがえました。今後、2月、3月の練習でその成果が出てくるものと思われます。楽しみですね。
すべてが終わったのが夜9時でした。お疲れ様でした。