時代を越え、今も人生に光を与える一冊。
鈴木鎮一著「愛に生きる」

 

 講談社現代新書として1966816日初版、以来59年もの間、コツコツと版を重ね、2025年4月には、100版という超ロングセラーを誇る鈴木鎮一先生の著書「愛に生きる」。その販売価格が、2025年12月1日より改定されました。これは近年の原材料費や運賃上昇による製造コストの高騰などによるものです。引き続き、ご愛読をお願いします。
 
旧価格  990円(税込)  900円(税抜)
新価格 1,034円(税込)  940円(税抜)
 
 価格は変わりますが、変わらないのは価値です。時代を越え、今を生きる私たちにも大きな感銘を与える書物の一つとして、ぜひ皆様にも読み続けていただきたい一冊です。発行元の講談社現代新書の公式サイトでは、「愛に生きる」の試し読みができます。ぜひご覧の上、このところ話題の中心となっていた「愛に生きる」をご一読されることをお勧めします。
 
 →「愛に生きる」試し読み
 
 なお、11月30日まで、松本の鈴木鎮一記念館で「愛に生きる」の鈴木先生直筆展が開催されました。多くの来館者の皆様に、名著「愛に生きる」の直筆をご覧いただき、鈴木先生の創作過程の一端をご覧いただくことができました。そのご感想を記念館の中澤様からご報告いただきましたので、こちらでその一部を紹介します。
 

◆地元新聞に直筆原稿展の記事掲載を見て、お見えになったお客様は、才能教育幼児学園の卒業生で、甲信地区指導者ヴァイオリン科指導者の鳥羽尋子先生とご一緒だった方でした。「とても、懐かしく感じ、展示を見に来ました」とのこと。記念館から、鳥羽先生の教室めぐりの記事が掲載された機関誌222号がプレゼントされました。
 
◆松本市内から、元教員で白百合幼稚園理事を務められた男性からは、「教育の原点ですね」というご感想をいただきました。

◆ピアノ科の小松田茂先生は、「これを見るために東京から来た」とのことで1時間余り、じっくりとご覧になられました。「たくさんの修正や加筆箇所があり、いろいろ考えながら書かれたのが分かりますね」とのご感想でした。

◆ロンドンからいらした、イギリスのスズキピアノ科指導者のKate Rankin先生は、記念館の玄関に入るなり、感動の余り泣かれていました。偶然にもご来館いただき、直筆原稿をご覧になり、「amazing!」と感動されていました。「今日は、時間がないけれど、来年2月に日本に1週間滞在するので次回はゆっくり見ます」とのことでした。

 
 全般に、鈴木先生の直筆をじっくりのぞき込んで時間をかけてご覧になる方が多くいらっしゃいました。また、用意していた『愛に生きる』が売り切れてしまったため、「帰ったら書籍を買います」と言ってくださるお客様がいました。
 
 皆様にさまざまな思いをもたらした鈴木先生の直筆展。ご来館ありがとうございました。