宮原正治先生の「テレワークで合奏してみた」
シリーズが大評判に! ISA(国際スズキ協会)のサイトでもリリース!

 
 関西地区ヴァイオリン科指導者の宮原正治先生が、「テレワークで合奏してみた!」シリーズ次々にリリースされました。その完成度はとても高く、SNS上でも大きな話題になりました。ヴァイオリン科指導曲集のお馴染みの曲を素材に、自粛期間中の4月〜5月に相次いで2作品が制作され、6月9日、最後の作品となる第3作「ロングロングアゴー」がリリースされました。
 なお、早野龍五会長により、6月11日、この3作品がISA(国際スズキ協会)のサイトにアップされました。
 →国際スズキ協会サイト


「テレワークで合奏してみた」シリーズについて

関西地区ヴァイオリン科指導者
宮原正治

 この動画制作では、
①春の演奏会が軒並み中止となり、目標を失った生徒の楽しみながら取り組める目標作り
②Webだから実現可能なことの模索
③アフターコロナへ向け、私たちスズキ・メソードの存在を少しでも多くの人に知っていただく
ことを念頭に企画しました。また動画公開までスピード感を持って対応しないと巷の流行に乗れないと予想したため、私の個人企画として実施し、クラスのYouTubeチャンネル(スズキ・メソード新大阪)で動画公開しています。
 
シリーズ第1作 ちょうちょう
初めて企画するため、私のスズキ・メソード新大阪のクラスと、そしてたまたまその頃テレワーク合奏に関してのお話をしていた関東地区の野口美緒先生のクラス、それとニューヨークに引っ越しした生徒さんたちに参加してもらい実験的に制作したところ、ほぼイメージ通りの動画が作成できることが確認できました。
 


 



シリーズ第2作 2つのヴァイオリンのための協奏曲より第1楽章/バッハ

 2回目ですので本格的な合奏を目指して制作しました。日本全国から幅広くご参加いただきたかったのですが、編集対応できる人数に限界もあるため、ご依頼する機会のあった一部クラスの生徒さんに出演いただく形を取りました。またピアノ伴奏ではなく、弦楽伴奏とし、ヴァイオリンをスズキ・メソード新大阪のアンサンブルチーム、チェロを関西地区の森田健二先生、伊藤岳雄先生のクラス(一部OG)、ヴィオラを出演生徒の先生方、コントラバスは本会チェロ科出身でコントラバスも弾ける嘉納雅彦氏にご協力いただき、実現することができました。ヴィオラに関してはサプライズゲストとして、スズキ・メソード出身のヴィオラ奏者、川本嘉子様にもご出演いただき、総勢42名による合奏となりました。
 

 



シリーズ第3作 ロングロングアゴー

 3回目は大人数への挑戦です。今回は関西地区の先生にお声がけさせていただき、91名の皆さんにご出演いただきました。非常事態宣言が解除され、いよいよこれが最終回となりました。6月9日、公開です。今回は4K画質です。子どもたちのエネルギーを感じていただければ幸いです。
 

 

 
 各ご家庭ごとに録画環境や機材が異なるので、テクニカルな問題は多数発生することを予想はしていましたが、想像通りたくさんありました。動画ごとに再生速度が若干異なることは想定通りで、事前に考えていた対策で乗り切ることができました。しかしながら想定外に映像と音がズレる素材がいくつかあり、こちらに関しては最後まで手こずりました(最終的に調整し切れていないところもあります)。
 
 編集に苦労はしましたが、参加いただいた方からは「演奏会などが中止となり、目標を見失っていたところにYouTube出演という目標ができ、練習するきっかけになった」と言う趣旨のお話を多数いただきましたので、①に関してはそれなりに達成できたと嬉しく思っています。
 
 6月からは学校も少しずつ通常に戻りつつありますので、近日公開の第3作でこのシリーズは一旦終了となりますが、③の実現のためにも、この動画が広く拡散さえていくことを願っています。またコロナのために世の中の価値観が変化し始めています。Webを活用した新たなレッスン方法、新たな楽しみを企画することなどを通して、練習する意欲作りに貢献できれば一番嬉しいです。