intokyo1.jpg intokyo2.jpg intokyo3.jpg intokyo4.jpg intokyo11.jpg

品川ジュニアストリングオーケストラが、
国際音楽祭ヤング・プラハ イン東京コンサート2019に出演しました。

 11月21日(木)、東京のチェコ共和国大使館レセプション・ホールで、「国際音楽祭ヤング・プラハ イン東京コンサート2019」が開催され、品川ジュニアストリングスオーケストラや本会出身のピアニスト、森田義史さんなどが出演。素晴らしい演奏を披露しました。

 9月にチェコで行なわれたヤング・プラハに続いて、東京コンサートを大盛況の元に終わらせた、国際音楽祭ヤング・プラハチェコ実行委員で、フルーティストのフィンダ志保子さんから、メッセージをお寄せいただきましたので、ご紹介しましょう。

 第28回国際音楽祭<ヤングプラハ>は9月のチェコでの本祭に続き、11月のチェコ大使館でのイン東京コンサートも大成功裏に終了いたしました。これもたくさんの方々のサポートと素晴らしい演奏をしてくださった出演者の皆様のおかげと、感謝いたしております。

 筋目にあたる記念演奏会以外は、毎年東京・広尾にあるチェコ大使館で開催されておりますイン東京コンサートは、ヤング・プラハのスポンサーとして大変お世話になっています株式会社千代田テクノル様の茨城県大洗町にある千代田テクノル大洗研究所<細田ホール>での<オータム・フェスタ>の企画を私がお手伝いさせていただいております関係で、7年前より日本以外からヤング・プラハOB.OGの出演者の方もお招きできるようになりました。オータム・フェスタとヤング・プラハイン東京コンサートを連動しながら、日本委員会と相談し、内容が決まります。国際音楽祭<ヤング・プラハ>はNPOの音楽祭で、イン東京にまで世界各地から出演者を招聘することは経済的に難しい音楽祭ですが、千代田テクノル様の<オータムフェスタ>のおかげで、イン東京もかなり充実した内容でできるようになりました。

 今年の本祭は品川ジュニア弦楽オーケストラの演奏で、オープニングに相応しい、初々しくエネルギッシュな始まりになりました。

 今年はフランス、チェコ、アメリカからチェリストを招くことになっていたオータム・フェスタの演奏者とイン東京コンサートで、今年本祭出演の品川ジュニアストリングオーケストラが共演できたらさらに盛り上がるのではというアイディアが浮かび、日本委員会と品川ジュニアストリングオーケストラの印田礼二先生にご相談したところ、快諾をいただき、実現できたことは私にとって非常に嬉しいことでした。

 あいにく今年の本祭にソリストとして出演した日本人の方々は皆都合がつかず残念でしたが、品川ジュニアストリングオーケストラの皆さまにはご出演いただけ、とてもありがたく感謝いたしております。
 
 さて、今年のイン東京コンサートは、2年前の本祭オープニングコンサート他でご出演くださったピアノの真下航さんの演奏で始まりました。真下さんはイタリアのイモラアカデミーに在籍され、お勉強されていらっしゃいますが、留学してから一度も日本に帰国しておらず、今回の機会で4年振りの日本になりました。ヨーロッパでは必ずしも良いコンディションのピアノが演奏会場に整っているわけではなく、酷い状態のピアノでも演奏しなければならないことが多い中、日本ではどの会場でもピアノの状態の良く、感激されているのが印象的でした。真下さんはプラハで演奏していただいた時もそうでしたが、お人柄そのままの非常に爽やかで、繊細な演奏をされる方で、彼がトップバッターで演奏されたことにより、この日のコンサートがとても雰囲気良く和やかな空気で進むような色に会場を染めてくださいました。

 その後の品川ジュニア弦楽オーケストラと松原・孫 ナタンさん(2018年第27回オープニング出演、アメリカ・バード大学にてチェロと数学を専攻)、ヴィレーム ヴルチェクさん(2015年第24回出演 スイス・バーゼル音楽院在籍のチェコ人)の2人のチェリストとの共演によるヴィヴァルディの「2本のチェロのための協奏曲」は快活にスタートしました。指揮者なしでの演奏になりましたが、息がぴったり合った演奏で、品川ジュニアストリングオーケストラの完璧なサポートの上で、2人のソリストは楽しく演奏できたと思います。

 この2人のソリストと品川ジュニアストリングオーケストラのメンバーのほとんどが同年代だと思いますが、双方にとって良い刺激になっていたら何よりです。

 ヴルチェクさんも品川ジュニアストリングオーケストラのレベルの高さに驚き、「次はハイドンのチェロ協奏曲を一緒に演奏したい!」とおっしゃるほどでした。いつか近い将来実現できたら素敵なのですが。。。

 会場の関係で品川ジュニアストリングオーケストラの皆様全員の出演は叶いませんでしたが、本祭で演奏された曲の中から、ドヴォジャークの「弦楽セレナーデ」より第1楽章と、よこやままさお作曲の「草津節の主題によるラプソディー」で本祭を再現してくださり、会場の皆様が弦楽アンサンブルの美しさを満喫されている様子が伝わってきました。

真下さんの隣で譜めくりをされているのが、フィンダ志保子さんです 第2部はフランスからのヤン レヴィオノワさんと真下航さんの演奏で、ドビュッシー作曲チェロとピアノのためのソナタで始まりました。レヴィオノワさんは2008年第17回本祭に17歳で出演されシューマンのチェロ協奏曲を演奏されましたが、その時の演奏は今でもたくさんの方々が覚えているほどの素晴らしいもので、今回イン東京での出演が叶いました。会場にいらした方はレヴィオノワさんが弾き始めた瞬間、第一音から彼の魅力に引き込まれたと思います。音楽は言語、国の空気や匂いに触れて初めて理解できる部分が多々あるように思いますが、フランスの音楽は特にその影響が大きいように思います。

 レヴィオノワさんはパリ生まれ、バリ育ちの生粋のフランス人ですが、彼にとってドビュッシーを演奏することはフランス語を話すのと同じなのだなとつくづく感じました。

 次に演奏されたスズキ・メソード出身ピアニスト、森田義史さん(2006年第15回のファイナルコンサート出演)はイタリア留学から戻られ、現在は日本で活躍中。元々安定した素晴らしいテクニックをお持ちの上に、今はさらに風格と彼のウィットに富んだセンスがはじける演奏で会場は大喝采でした。今は時々弾き語りの演奏もされているようで、これは近いうちに一度聴きに伺わなければ!と思っています。

 そして最後は今回のチェリスト3名により、チェコの作曲家ポッパーの「演奏会用ポロネーズ」をチェロトリオに編曲されたものが演奏されました。松原さんとヴルチェクさんは以前から面識がありましたが、レヴィオノワさんとは初めてだったにみ関わらず、私の想像以上の息の合い方になり、素晴らしいアンサンブルになりました。

 この曲は、チェコ大使館で演奏する前にすでに2回演奏していましたが、回を重ねるごとにお互いを良い意味で刺激し合って、チェコ大使館での演奏では、それはそれは楽しそうで、次にもう一回演奏できたらどのようになるのだろう?!とワクワクするほどでした。チェロアンサンブルの魅力を十分披露してくださいました。

 アンコールとしてピアノの真下さんも加わり、同じくポッパーのレクイエムが演奏されました。ひとつ残念だったことは日本委員会会長の岩崎淑先生がご自分の演奏会のためにご来場いただけず、お聴きいただけなかったことですが、リラックスした素晴らしい雰囲気の中、イン東京コンサートも終えられましたこと、ご来場いただきました皆様、品川ジュニア弦楽オーケストラの先生方をはじめ、ご協力いただきました皆様、サポートいただきました皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。来年のイン東京も楽しみに、またしばらくチェコで本祭準備をがんばることにします😊今後とも国際音楽祭<ヤングプラハ >をどうぞよろしくお願いいたします。

国際音楽祭ヤングプラハチェコ実行委員 フルーティスト フィンダ志保子

続いて、この日のコンサートの司会進行を務められた、一般社団法人国際音楽祭ヤング・プラハの安東和民事務局長から、ヤング・プラハへの思いを寄せていただきましたので、ご紹介します。

ヤング・プラハのロゴマークです。クリックすると公式サイトにリンクします 1989年11月、チェコスロバキアの人たちはビロード革命により50年前に失った民主主義国家に復帰することができました。自分たちが選んだ大統領ヴァーツラフ・ハベルのもと、新しい社会に相応しい活動をと、多くの人たちがそれぞれの置かれた立場で社会の復興に力を注ぎました。プラハでは音楽家のグループが音楽の都プラハに相応しい若者のための音楽祭を開こうと企画し、呼びかけに賛同したドイツの音楽家たちとともに準備が進められました。この企画は遠く日本にも伝えられ日本の音楽家たちも参加することになりました。「国際音楽祭ヤング・プラハ」はこうして誕生し、1992年、第一回ヤング・プラハが開催され、プラハとボヘミア各地、ドイツで計15回の演奏会が開かれ、東京でも「ヤング・プラハin東京コンサート」が開催されました。

 1995年、元スメタナ・クァルテット メンバーのルボミール・コステツキー教授が「国際音楽祭ヤング・プラハ」の代表に就任されました。教授はご自身のライフ・ワークとして取り組まれ、教授の人柄を知るチェコの音楽界の指導者たちはヤング・プラハの活動にこぞって協力し、今日の礎を築かれました。この功績対し、日本国政府は2001年、コステツキー教授に勲三等瑞宝章を授与いたしました。敬愛するコステツキー教授は2003年にお亡くなりになりましたが、我々スタッフは教授の遺志を継ぎ、ヤング・プラハの活動を今日まで続けております。

 プラハから北に百キロ、ポーランドとの国境近くの静かな山間地にルチャニーという村があります。ここにコステツキー教授が住んでいた別荘があり、スメタナ・クァルテットはここで毎夏、合宿して、来たるシーズンの楽曲を練り上げました。夏の終わり、スメタナ・クァルテットが世界ツアーに出発する前、この山村の教会で、ツアーで演奏する楽曲を村の人に披露し、バーベキューとお酒をふるまって、みんなでツアーの成功を祈ったそうです。村にはご子息が自身で造られた故コステツキー教授ご夫妻のお墓があり、我々はこのルチャニー村をヤング・プラハの聖地と感じています。弦楽四重奏団がヤング・プラハに出演するときには、ルチャニー村の教授のお墓にお参りし、教会で演奏会を開き、当時を知る村の人やプラハから人が演奏会にいらっしゃり、スメタナ・クァルテットの後輩たちの演奏を聴いてくださいます。演奏が終わると今はご子息が住んでいる教授の別荘でアフター・パーティーを開き、演奏者たちはその由来を教わり、教授を知る人たちは往時の思い出話しに花を咲かせ、至福の時を過ごします。このパーティーにはいつもコステツキー教授も参加されていると感じています。 

コンサート冒頭でご挨拶されたチェコ共和国特命全権大使のマルチン・トムチョ大使。通訳を挟んで、右端に安東和民事務局長 私がヤング・プラハのお手伝いを始めるきっかけは、勤務先の仕事でプラハに駐在していた時、コステツキー教授の訪問を受けたことによります。音楽には門外漢の私でもスメタナ・クァルテットの世界的名声は存じ上げており、そのメンバーのルボミール・コステツキー教授から「国際音楽祭ヤング・プラハ」のことを伺い、教授がライフ・ワークとして取り組んでおられることを知り、できることがあればお手伝いすることをお約束いたしました。当時、チェコには日本企業が続々進出し、工場を建て、生産拠点を設営していました。私ができるお手伝いはチェコに駐在する日本人の皆さんにヤング・プラハのことを知っていただき、支援の輪を拡げてゆくことでした。美しい音楽は誰の心にも響きます。チェコの日系企業の支援は年毎に大きく拡がり、大勢の方々が毎年コンサートにいらしてくださり、物心両面で暖かい支援を戴けるようになりました。ヤング・プラハが28回まで長く続けてこられたのも、この方たちのご支援があってのこと、今ではチェコと日本の主な国際文化交流活動として認識され、公的、社会的存在ともなりつつあります。

 2003年8月、私は駐在を終えて日本に帰国しておりましたが、チェコを訪問したい気持ちに駆られ、休暇を取り、懐かしいプラハを再訪しました。コステツキー教授にお会いしたとき、教授から「ヤング・プラハのことをよろしく」と言われ、その時の教授のご様子と相俟って、重たいお言葉として受け取りました。3カ月後、教授はご逝去されました。その後、東京オリンピックの女王、故チャスラフスカ様やアントニン・ドヴォジャークのご子孫とふとしたきっかけでご縁ができ、深まり、ヤング・プラハの活動をご支援いただけることになりましたが、これもコステツキー教授の天国からのお計らいのように感じております。

 再来年、2021年に「国際音楽祭ヤング・プラハ」は30周年という大きな節目を迎えます。日本代表の岩崎淑先生、理事の橋本遥さん、小役、チェコ代表のトマーシュ・チステツキーさん、実行委員のフィンダ志保子さん、ノルベルト・ヘラーさん、気の合ったみんなでスクラムを組んで、記念となる30周年を迎えたいと思います。

 品川ジュニア・ストリング・オーケストラがヤング・プラハに参加されたのは2016年、3年前のことです。素晴らしい演奏が称賛され、今年、2度目の参加をされることとなりました。2018年にはヤング・プラハで共演されたKOS合唱団の日本ツアーに際し、心の籠ったコンサートを演出していただき、心からありがたく存じております。スズキ・メソードとヤング・プラハは組織も目的も違いますが、こうしてお付合いをさせていただき、近しい文化を感じております。これからもお付き合いが続きますことを祈念いたします。

一般社団法人 国際音楽祭ヤング・プラハ
事務局長 安東 和民

最後に、この日のコンサートに参加した品川ジュニア弦楽オーケストラのメンバーたち、そして保護者の皆さんからの感想を披露しましょう。

大1 女
 今回このような機会をいただいたこと、本当に嬉しく思います。国境を越えて音楽でつながるということは、普段味わうことができない、一生忘れられない経験になります。
 私は、今まで3回のツアーに参加させていただき、またバンベルグやKOSとの共演を通して、音楽だけでなく海外の文化についても、さまざまなことを学ばせていただきました。今でも全ての経験を鮮明に覚えています。
 今回の国際音楽祭ヤング・プラハ東京コンサートではチェリストの御二方と共演させていただきましたが、リハーサルで初めの音を聴いた時から、衝撃を受けました。チェロコンの伴奏を初めて弾いたのは4年程前で、今までに何回か伴奏をさせていただきましたが、そのたびに、まったく違った演奏に出会うことができ、それに合わせて弾き方を変えるのは難しくもありながら、楽しむこともできました。
 また、今回のコンサートで私たち以外の方の演奏も聴かせていただきましたが、本当に素晴らしく、同じ場所で弾かせていただいたのが夢のようでした。一音一音がとても響いていて、今までに聴いたことのないような表現方法に驚きました。
 今回のコンサートは人数も少なく、お客様との距離も近かったため大変緊張しましたが、弾きながらチェリストの方と目が合ったり、お客様の笑顔が見えたりなど、とても楽しむことができました。
このような機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。

高2 女
 私は今年の夏のツアーでコンサートミストレスを務めさせていただきました。小学5年生、中学2年生、そして今年と3度目のツアーでした。小さい頃から憧れていた場所に、憧れていた役で弾かせていただけてとても嬉しく、思い出に残るツアーとなりました。
 今回のヤング・プラハ音楽祭、チェコ共和国大使館での公演ではツアーで弾いた曲を抜粋し、指揮なしでの演奏でした。ソロもあり、私の合図だけでみんなが出ると考えると、とても不安でしたが、いろいろな先生にアドバイスをいただき、無事終演することができました。1年半以上みんなで練習してきた成果を出すことができたと思います。
 終演後、たくさんの方に「素晴らしかった」と声をかけていただけたのが、なにより練習の成果を実感できた瞬間でした。自分の糧となる体験ができてとても嬉しいです。
 また、ドッペルコンチェルトのソリストの方や、そのほかの演目で演奏された方のどの演奏も素晴らしく、感動するばかりでした。将来、私もこのようになりたい、と憧れるばかりです。
今回、私のことを支えてくれた仲間や先生に感謝するとともに、この経験を活かしてこれからもっとがんばっていきたいです。


大4 男

 今回私は、初めてチェコ大使館で演奏させていただきました。ヴィヴァルディ作曲「2つのチェロのための協奏曲」では、soloのチェリストの方々の演奏に感銘を受けました。すべての部分でそれぞれ異なった弾き方をしていて、楽しく伴奏させていただきました。
 残りの学生生活も短くなり、楽器を弾ける機会も少なくなりましたが、今後の練習も大事にしていきたいと思います。

小6 女
 私は、チェコ大使館で演奏できることが決まった時、うれしかったです。実際に大使館で弾いてみると、いつものホールと違い、お客さんが近くとても緊張しました。
 また、演奏する時に指揮がなかったので不安でした。いつもよりみんなの音を聴いて合わせました。とても緊張したけれど、終わった後で聴いていたお客さんが声をかけてくれてうれしかったです。
 チェコ大使館で演奏できて本当によかったです。

大1 母

 今回、大1の娘が品川ジュニアストリングオーケストラの一員として、夏の国際ヤング・プラハ音楽祭現地公演に引き続き、チェコ共和国大使館で開催された東京コンサートにも出演させていただくことができました。主催の方々のご厚意にあずかり、私ども保護者にも席をご用意していただけました。
 娘にとって3回目のヨーロッパツアーへの参加となりましたが、今年は都合により現地コンサートを聴きに行くことが叶わなかったので、大変楽しみにしておりました。
 ホールの都合上、本祭に比べ少人数編成での出演となりましたが、責任と自覚を持ち弾ききることができたように思います。
 ヴィヴァルディの「2つのチェロのための協奏曲」では若手の素晴らしいソリストの方々と共演の機会もいただき、大変貴重な経験となったようです。
 弦楽団の中では上級生になってきたメンバーが、それぞれの経験を通して得てきたものを、今後他のメンバーに引き継いでいってくれることを期待しております。
 このような素晴らしい機会をつくってくださったヤング・プラハ音楽祭実行委員の皆様、そして先生方に、心より感謝申し上げます。

高2 父
 ガラスでできたシャンデリアのような照明、高い天井までガラス張りの重厚な壁と扉、けっして華美ではないけれどあのチェコを思い出させてくれる空気感、高2になった娘がチェコ大使館でYoung Prague In Tokyo Concert 2019に参加させていただきました。思えば3歳からヴァイオリンを山中先生の指導の下、精進とは言えないけど何とか続けてきました。妻と娘のバトル(笑)を幾度と経験し、さすがの私もやめてしまえ(怒)と思ったこともたびたび。それでも品川ジュニアストリングスオーケストラ(品弦)に入ってからは、みんなと一緒に奏でる楽しさと、「やらなきゃ」という思いを持ちここまで来たのではないかと思います。品弦指導者の印田先生とのコミカルなやり取りもこぼれ聞きました。とはいえ学校の勉強、部活との両立は大変だったのでは、と思います。それでも私たち夫婦をチェコに連れて行ってくれ、そしてこのような素晴らしい体験までさせてくれたことに娘でありながら感謝する思いでした。今までご指導いただきましたたくさんの先生方、関係してくださった皆々様に対し感謝の念しかございません。ありがとうございました。