スズキ・メソードは子育ての基本。俳句に親子で取り組みました。後ろに聡真が寝ています
子どもにとって「良い環境」を整えてあげたいと、
思うようになりました。


津輕 鈴子(つがる れいこ)さん征昂(ゆたか)さん、聡真(そうま)さん親子の場合

 0〜3歳児コースに通い始めたのは、 今月7歳になる征昂がちょうど1歳半の頃でした。以前は他のリトミック教室に通っていましたが、スズキ・メソードのHPで、横浜教室の0〜3歳児コースが1歳半から通えることを知り、見学させてもらいました。あたたかい雰囲気で、本人も楽しそうに参加しており、すでに0〜3歳児コースに通われているお母さんからの勧めもあり、通ってみることにしました。
2歳の春頃の様子です 0〜3歳児コースに通い始めた頃は、「お名前は?」ときかれたら、一生懸命にお返事をして、お友だちと手をつないでペコリと上手におじぎする様子をとてもほほえましく見ていました。しかし、慣れてきた頃から教室でゴロンとしたり、歩き回ったりもして…。レッスンが始まった途端に、とにかく元気で動き回ってしまうエネルギーあふれる元気な子でした。そんな時は、先生たちがいつも的確にフォローしてくださり、征昂も積極的に参加できました。その反面、親の私としては、同じクラスのお友だちが、ほとんどがおとなしい2歳以上で、征昂だけが歩き回ったりするため、つらい気持ちにもなりましたが、先生方がいつもあたたかく見守ってくださり、助かりました。

俳句の発表を喜んでしていました とにかく元気な征昂ですが、俳句の発表を一番にしてクラスの見本となったり、楽器体験でピアノ・チェロやヴァイオリンを満面の笑みで弾いてみたりと、とても楽しそうにレッスンを受けていました。家でもお歌を口ずさんで手遊びをしたり、本と鉛筆をヴァイオリンのように持って表情豊かに弾いてみたり、俳句を詠んだりしていました。

 結局、0~3歳児コースは1年半の間、4クールを通わせてもらいました。0~3歳児コース最後の修了式では、お気に入りの「春雨や~」の俳句を大きな声でしっかり発表でき、ずいぶん落ち着いて参加できるようになったなぁと、成長を感じました。

 弟の聡真(そうま)は、兄の征昂が修了後に通い始めた道吉麻美先生のヴァイオリンのレッスンと同じ場所ということもあって、兄と同じ1歳半から0~3歳児コースに通い始めました。もともとお腹にいるときから、兄の0~3歳児コースに一緒に通っていたのですが、その聡真がちゃんとお膝でピアノ演奏を聴けて、てくてくと元気に歩き回り、音楽に乗って動いている姿を見ると、赤ちゃんの時に後ろのソファーでゴロンとしていたことを思い出して、もう一人で歩いているなんて・・とちょっと感動していました。

 久しぶりに会う、征昂の時にお世話になった先生方からも「大きくなったね~」、「前にもあったことあるんだよ~」って声をかけてもらえるのも嬉しかったです。半年通ったら、おじぎをしたり、お名前を呼ばれて手をあげたり、俳句も一人で出られるようになりました。

 リズムを取りながら足踏みをしたり、合わせて歩いてストップ! はいはいをしてお友だちにご挨拶する時もちゃんとできていて、カスタネットを使ったリズムの強弱、紐通しもどんどんできるようになったり・・聡真の時は私もゆったりと落ち着いて参加できました。ヴァイオリン体験では一番乗りで前に出たりもしていましたが、とても甘えん坊なので、リズムに合わせて歩くときは結局最後まで抱っこでした。。

 少人数の和やかなクラスで、聡真自身も落ち着いて音楽を楽しめていました。お家では、「ひげじいさん」や「こぶた、たぬき、きつね、ねこ」の手遊びもよくしていました。聡真の方が家で思い出して自分からすることが多かったです。

  また、聡真が0~3歳児コース通っていた時に、征昂がヴァイオリンを発表させていただく機会を2014年と2015年の夏に2回いただきました。久しぶりの0~3歳児コースだったので、ちょっと照れていた征昂でしたが、毎日練習をがんばって本番に臨み、小さなお友だちの前で、落ち着いてとても立派に弾いている姿には感慨深いものがありました。ただ、兄が一緒に参加したら、聡真のテンションがあがって二人が大暴れしてしまい、ご迷惑をお掛けしてしまいました・・

 征昂の時も、聡真の時も、同じクラスのお友だちやお母さんたちに仲良くしてもらえて、今も交流が続いていることは私にとって大きな財産となりました。上の子が楽器を始めているお友だちのお母さんともよくお話させてもらえ、リフレッシュできたり、悩みも共有できたりしていつも大きな救いになっています。

2013年3月の修了式で、ご主人と 主人も征昂の時は修了式に、聡真の時は普段の0~3歳児コースに参加させていただいたことがあります。先生方もお母さまたちも、みなさんがとてもあたたかく子どもたちを見守っている姿が印象的と言っています。また、聡真が始まる前に読んでいた絵本を積極的に片づけていて、家ではあまり見ない新たな一面を見ることができたようです。 

 0~3歳児コースの最後にある母親教室では、鈴木先生の「愛に生きる」を輪読して、各トピックに関することを先生方にお話してもらいました。また、鈴木先生のお話も楽しくお話してくださり、興味深かったです。

最後の修了式で 「褒めて、抱きしめて育てる。母の笑顔はこの笑顔。褒めて、認めてあげることが心のエネルギーになる」
「小さいときほど豊かに感じる子どもの心。また、親の気持ちが子に伝わるから少し余裕を持つこと」
「あいさつの大切さや、子どもの良いことを見つけて毎日書く」 
「10年先のことを考えてみる。レッスンを10年続けてみる。粘り強い子になる」
といったことが印象に残っています。

 また、“最近の悩み”や“子育てで気を付けていること”、“子育て・子どもの将来についてどう考えているか”などがお題になって、私たちが発言することもあり、ネンネや子どもとの時間のことなどの情報・意見交換をさせてもらいました。

 楽器のことや、ヴァイオリンのレッスンを通して集中力・記憶力・忍耐力を養う、やりぬく力、親の信念を曲げない・・スズキ・メソードのコンセプトである、音楽を通しての能力形成のお話を伺えて、小さな子どもとの生活でなかなか思うようにいかない毎日でしたが、少しホッとできる貴重な時間でした。

 また、聡真が通っていた時は、征昂がヴァイオリンを始めており、いろいろとそちらの悩みも多かったので、廣田由美子先生をはじめ、先生方には家での練習に関するアドバイスをよくいただきました。同じ箇所を繰り返し練習するときには、ビー玉や袋を使ってみたら楽しいかも・・大丈夫だから!などと。・・・結局いつも征昂の話になっていました。「こんなに密に向き合える時期なんてあっという間で、後々、宝物みたいなものよ」と言われて、日々を大切に過ごさなければ、と再確認させてもらうこともありました。

0〜3歳児コースで生演奏にも登場させていただきました 私が幼い頃ヴァイオリンを習っていた時の楽器が残っていたこともあって、征昂はヴァイオリン科に進むことを決めました。また、0〜3歳児コースの先生として道吉先生がおられて、征昂が小さいときから見てもらっていましたし、またレッスンのお教室も同じ場所なので、通い慣れていることも大きな理由となり、道吉先生にお世話になることになりました。

 まずは、0〜3歳児コースを卒業する少し前から、お友だちのレッスンの見学に行かせてもらいました。毎回すごく上達してるお友だちの見学で、いい刺激になるかと思っていましたが、征昂は10分ほどおとなしく座れるくらいで歩き出したりしていました。お兄ちゃん・お姉ちゃんのヴァイオリンに合わせて歌ったり、夕方なので疲れて寝てしまうこともありました。同時に聡真が椅子から落ちたり、また授乳したこともあったり・・いつも騒がしくて申し訳なかったです。しかし、自然と「ゆたか、ヴァイオリンしたい」と言うようにもなり、お姉さんたちの合間に征昂もみてもらいました。

 大変だけど「一緒にがんばって、一緒に成長したい」と覚悟を決めて始めたヴァイオリンのレッスンでしたが、家での練習は私の辛抱もないせいで、うまくいかないことも多いです。

 すぐに練習が始められないこと、立ち方・姿勢、弾く前の構えの準備、弓の持ち方、左手でヴァイオリンのネックを握りしめない、黒いところ(指板の上)を弾かない、自分の音程を聴いていない、よそ見やあくびが出て曲の中での繰り返しを忘れる、急いで弾かずに一つひとつの音を丁寧に弾く…などなど、この4年間、毎日毎日何度も注意しても、直らない悪いくせばかりが目につき、またわが子のいいところはなかなか見えてこないことなどが原因かと思っています。征昂も親のいうことは素直に聞けないようですね。

 指導曲集第1巻の『習作(エチュード)』を習っていた時に、指の押さえ方で苦戦したことがありました。「先生・生徒というより、この山を越えるために一緒に横に立って進んだ方がいいんじゃないか」と主人からアドバイスをもらったりしながら試行錯誤の結果、征昂自ら「ベタッとくっつけない。上から押さえる。よそ見をしない!」と言いながら、かなりしっかり弾けるようになり、先生と親子で大きな一山を越えた一つの大きな曲でした。

家での練習風景です。この時はニコニコでしたが… 「いい音してたね」といった一言で、征昂が自らもっともっとと復習曲を弾き始めたりするので、そういった声かけがいいきっかけになると感じてはいるのですが、私の辛抱もなく、決して言ってはいけない「もうやめなさい!」を言ってしまうことも正直多いです。

 同様にレッスンでも、毎日毎回、同じことばかりで注意されて、私も疲労を感じることが多かったりもして。。

  最近では、私と征昂のヴァイオリンに対する熱心さにもズレがあり、どうしても征昂のやる気が見えず、見かねた主人にも、「スズキの課程が全部終わったとき、『やっと終わった』と思うだけなんじゃないのか」と、言われたりもして。そんな時にも本人はやめたがらず、しかし「やめるのがイヤ!」だから続けるという印象を受けているのですが、聞いてみると「褒められて嬉しかった」「次の曲に進めた」「新しいことができるのは嬉しい」ことが征昂にとってヴァイオリンを続けたい理由のようです。 道吉先生からも、「気長にいきましょう」と、鈴木先生の「急がず 休まず 諦めず」といったことを言っていただいたりして、なんとか毎日がんばってきています。

 道吉先生クラスのグループレッスンでは、先生が毎回新しい方法でレッスンしてくださり、また年の近いお友だちが多く、お兄さん・お姉さんも「ゆたかくん、ゆたかくん」と可愛がってくれることもあって、毎回楽しく参加しています。

 自分が弾けない曲でも、ようやくじっと聴いていられるようになってきました。休憩時間に一緒に食べるお菓子の時間もみんなと一緒で、とても楽しそうです。道吉先生クラスの夏合宿では、他のクラスのお友だちもできたりして、親子ともども楽しく参加しました。
  
 今年の春、発表会1週間前に右手首を骨折してしまったことがありました。前期初等科の修了をしたところたったので、卒業証書をいただくだけで後はお友だちの演奏を聴いて帰るつもりでしたが、0~3歳児コースでお世話になった横地昌子先生にもアドバイスをいただき、舞台上で道吉先生が征昂の弓を持って一緒に弾いていただく形で参加させてもらいました。本当にいつもスズキの先生方は熱心で親身になってくださるので、この時も大変ありがたかったです。その後の通常レッスンもお休みすることなく、道吉先生に左手中心のレッスンをしていただきました。

右手を道吉先生が弾いてくださった発表会です 弟の聡真は、征昂がヴァイオリンの練習をしていると、合いの手を入れたり、メロディを口ずさんだり、手拍子したり・・たくさん協力してくれます。きつねさんの指の形をする聡真(手前)と征昂(奥)最近では征昂の弾くヴァイオリンの指揮をしたり、自分で鉛筆やおもちゃのヴァイオリンを持ってきて一緒に弾いたり、私の大きなヴァイオリンを弾きたがったりもしています。まだ4歳で体力がないため、征昂のお教室でのレッスン時には寝ていることが多いのですが、聡真もそろそろヴァイオリンを始めたいと思っています。聡真がヴァイオリンを持つと、「ここを持つんだよ。黒いところは弾かないよ」などと注意すべきところを征昂が指導したりもしているので、きっと征昂にとっても聡真がヴァイオリンを始めることで、いろいろ良くなるのではないかと思っています。

道吉先生クラスの発表会で ヴァイオリンを習い始めてもうすぐ4年になる今、振り返ってみて、征昂にとっては0〜3歳児コースで本物の音楽やリズムに触れられたこと、またヴァイオリンのレッスンで習う曲がたくさん入ったCDを家でも繰り返し聴いていたことで自然と楽器に進め、現在のヴァイオリンのおけいこにも役立っているように感じます。
  
 0~3歳児コースの先生に、毎日どんな形でも楽器に触ることの大切さ、復習の大切さを教えてもらっていたので、このような状態ではありますが、ほとんど毎日家での練習は欠かさずにしています。年末年始や夏休みの帰省の際にもヴァイオリンは必ず持って行って、祖父母たちに聴いてもらっています。祖父母やヴァイオリンを習っていた私の妹も、征昂のヴァイオリンをとても応援してくれていて、そんな時は「前回よりも上手になった! 短期間で、すごいなぁ!」と褒めてくれたりもして・・本人はちょっと恥ずかしいようですが。一度、発表会にも応援に来てくれました。発表会ではしっかりと立派に優しく良い音で演奏できているので、同じ結果ならもっと褒めて、お互い機嫌よく練習ができれば良いのにと、また反省してしまいます。
  
道吉先生とのレッスン風景です これからは、先生ともお話させてもらったのですが、征昂自身が「良い音でヴァイオリンを弾きたい」「こんな風に弾きたい」という目標が見つけられたら征昂のヴァイオリンに対する姿勢も変わってくるのではないかと思っています。
  
「毎日の練習が続く鍵は、お母さんの”笑顔”」・・0~3歳児コースの母親教室で言われた言葉を胸に、また明日からがんばっていこうと思います。

 最後に、私自身の子育てに関しての考え方について、スズキ・メソードに関わって変化があった点に関しましては、子どもたちが小さい時から通わせてもらっているので、スズキ・メソードが我が家の子育ての基本のようにもなっているのですが、やはり子どもにとって「よい環境」を整えてあげたいという気持ちが、より強くなったと思います。勉強に関しても、ヴァイオリンと同じで毎日「繰り返し」するという習慣が大切だという考えを持つことができ、少しずつでも家庭で一緒に机に向かうようにしています。毎日続けると、征昂にとってもそれが「あたりまえ」になってきているように思います。
  
初参加の夏期学校で 今年、松本での夏期学校に初めて参加したのですが、0~3歳児コースで演奏に来てくださった横浜地区の先生と再会しました。その際、「男の子は大きくなったら親との会話がなくなることが多いけど、(先生自身が)音楽が子どもと共通の話題になっているから(一緒にコンサートに行こう、このCDを聴いてみない? などといったふうに)、ぜひがんばってね」とおっしゃっていただいたことに共感し、日々子どもたちと一緒に音楽のある環境を作っていきたいと思っています。

0〜3歳児コース横浜教室

0~3歳児コース 各教室 秋冬日程公開と体験会&説明会のご案内

『2016年 秋冬コースの日程』を公開中!! (各教室のページにてご確認ください)

 各地区での、0~3歳児コースの秋の日程が公開されています。
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