欧州で活躍されているオーボエ奏者、渡辺克也さんによるコンサートが
軽井沢で、8月6日（日）に開催されます。

 

８月６日に、素敵な館内音楽ホール「サロン ル・ダミエ」にて「パリで活躍していた藤田嗣治と同時期にヨーロッパ各国で作曲された音楽」を、お楽しみいただきます。19世紀末から20世紀初頭にかけ、ヨーロッパに於きましては、ナショナリズムが高揚する激動の時代でした。音楽が熟成し史上最高の姿を現した後期ロマン派と、ちょうど同時期に当たります。藤田嗣治作品と重ね合わせ、名画が持つ高みにアプローチするためのささやかな一助としていただけましたら、この上なく幸せでございます。
 
また、夏の特集展示として、「戦争の時代の藤田嗣治　1937-1945年」が8月3日（木）より9月12日（火）まで開催。本企画では、軽井沢安東美術館が所蔵する100号のポスター原画《勇敢なる神風特攻隊》（1944年）の初公開とともに、この時期に描いた《佛印河内、安南人町》（1943年）、《武漢三鎮陥落の日》（1938年）などもあわせて展示されます。この時代に藤田がなにを思って制作をしていたのかを、作品を通じて「戦争の時代の藤田嗣治」に思いを馳せていただけましたら幸いです。

昨年コレペティトゥアの最高峰であるベルリン国立歌劇場の専属コレペティトゥアに就任した西聡美さんのピアニズムにも、注目が集まります。使用されるピアノは、贅沢な装飾が施されましたニューヨーク・スタインウェイによる、大変貴重な楽器です。

※申込先は、こちら。

• アウフスト・ドゥ・ブック：リート

• レインゴリト・グリエール：シャンソン Op.35-3

• マルティン・グラーベルト：オーボエ・ソナタ Op. 52

• ビル・ダグラス：ソナタ

• ジョヴァンニ・ボルツォーニ：ファンタジア