400人のスズキの子どもたちによるコンサートです!

 
 10月1日(日)、歴史ある甲信地区大会を長野市芸術館メインホールで開催しました。400名もの子どもたちによる活気のあるコンサートになりました。実行委員長の宮下理恵先生から、早速速報が届きましたので、ご紹介しましょう。

 この日、長野県・山梨県の全科生徒約400名が一堂に会し、第59回甲信地区大会が盛大に行なわれました。

 オープニングは、指揮にヴァイオリン科ご出身のヴァイオリニスト、傳田正秀先生を迎えてのチャイコフスキーの弦楽セレナーデ。大変な難曲にもかかわらず、生徒さんたちの真摯な演奏は、圧倒されるほどの完成度! 華やかなスタートになりました。

 
 プログラムは順調に進み、各科の悦びに満ちた演奏が続きました。そしてあっという間のフィナーレ。ステージから溢れ出た大勢の生徒が満席の客席に降り出でてのフィナーレは圧巻でした。コロナ禍で我慢を強いられてきた様々な思いが、会場全体を包み込み、大歓声の内に幕をおろしました。

 

傳田正秀先生の指揮によるチャイコフスキーの弦楽セレナーデより第1楽章


 

 

 0〜3歳児コースもリズムのクラスの子どもたちも、それぞれが今の様子をいかんなく発揮。会場からのエールをいっぱい受けていました。
 初めて参加された保護者から、素敵な感想が届きました。
 初舞台がんばりました。当日のリハーサル。ずらりと正装で並んだお友だちのなかで、まだ慣れないヴァイオリンをもって見様見真似でタカタカタッタをしていました。何か思いがこみあげてきたようで、大粒の涙をポタポタ流しはじめました…。圧倒されたのかな。近くについて一緒に練習するうちに落ち着き、本番は、さっき泣いていたとは思えないくらいママと離れても堂々と立ち、舞台のスポットライトをあびるのを楽しんでいるようでした。
 舞台の上は、お客様と作る日常では味わえない空間です。自分がそこに立つことで、多くの人の笑顔を見ることができる。気持ちよく響くホール内の音や会場のあたたかさは、きっと心に記憶されて、いつか自分で音楽を奏でる醍醐味を味わえるのではと感じました」