ボッケリーニの世界に想いを寄せてみませんか?
よく知られた「ボッケリーニのメヌエット」を第3楽章に持つ弦楽五重奏曲ホ長調G.275も全楽章演奏されますし、「悲しみの聖母/スターバト・マーテル」など、古典派ボッケリーニの世界を堪能することができます。
その若松夏美さんから、このコンサートについて、素敵なメッセージをいただきましたので紹介しましょう。
皆さん、こんにちは。
バロックヴァイオリンの若松夏美です。
今回、ボッケリーニの作品を集めた演奏会のご案内をさせていただきます。
ボッケリーニといえば、指導曲集にも入っている「あのメヌエット」です。
その原曲であるチェロ2台の弦楽五重奏曲(G275)がプログラムに登場します。
メヌエットという舞曲は、バロック時代を通して好まれ、沢山の曲が書かれました。さらにハイドン、モーツァルトなどの古典派、さらには近代まで、作曲家は、その舞曲の形式に自分のファンタジーを表現してきたのです。メヌエットはトリオを挟んでサンドイッチになっていて、基本的にはそのステップに合った小節数になっています。
メヌエットが第3楽章ならば、その前後は一体どんな曲だったのか…どんな響きがしたのか…
今回の演奏会では、ボッケリーニの時代の楽器、裸のガット弦での響きをお楽しみいただきます。
19世紀のヴァイオリニスト、カルティエは「神が、もし音楽を通してご自分の創造物を表そうとするなら、きっとハイドンの交響曲を使うだろう。しかし、もし神自身が日曜日の午後に寛いで音楽を楽しみたいと思われたなら、きっとボッケリーニの室内楽を取り上げただろう」と言っていますが、まさにそんな感じの音楽です!
さて、このプログラムの中心は「スターバト・マーテル」です。
スターバト・マーテルとは、13世紀のカトリック教会の聖歌で、十字架に架けられたイエス・キリストの傍らに、涙を流して立つ聖母の悲しみを表現しています。16世紀から今世紀に至るまで、たくさんの作曲家がこの詩に作曲しました。ボッケリーニの「スターバト・マーテル」は弦楽五重奏と3人の歌手のために書かれ、小編成の室内楽ならではの親密な響きをつくりだしています。
ボッケリーニの響きを楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ボッケリーニについてSuzuki Method会員向け機関誌203号(2019年 vol.1)に記事を載せていただきました。少し詳しく書いてありますので、よろしければご覧ください。
7月31日(金)五反田文化センター音楽ホール
昼の部 14:30開演
夜の部 19:00開演
若松夏美&鈴木秀美プロデュース
アルテ・デラルコ室内楽シリーズvol.7〜ボッケリーニの世界〜
Luigi Boccherini (1743-1805)
・悲しみの聖母/ スターバト・マーテル
・2つのヴァイオリンとチェロの三重奏曲 ハ長調
・弦楽五重奏曲 ホ長調 G. 275
ソプラノ:鈴木美登里、染谷熱子 テノール:大野彰展
ヴァイオリン:若松夏美、荒木優子 ヴィオラ:成田寛
チェロ:鈴木秀美、山根風仁
全自由席 一般前売 4,500円(会員4,000円) 当日5,000円(会員4,500円)
一般ペア 8,000円(会員7,500円) 学生 2,500円
*会員はりべら倶楽部、TINOが対象、ペアは前売のみ
主催/お問い合わせ: (株)アルテ・デラルコ
tel.048-877-8190 →メール