今年も松本で始まった第75回夏期学校初日。
7月29日(水)〜8月3日(月)の6日間を速報します。
松本で過ごすスズキ・メソードの夏の風物詩、それが夏期学校です。今年も、ヴァイオリン科・チェロ科・フルート科が7月29日(水)〜8月1日(土)まで、ピアノ科が7月31日(金)から8月3日までそれぞれ4日間ずつの日程で、昨年に続き、キッセイ文化ホールや勤労者福祉センター、あがたの森文化会館、深志神社、才能教育会館、まつもと市民芸術館小ホールを使い、連日、多彩なプログラムが行なわれました。1,500名の参加者たちの中には、オーストラリアやアジア、欧州、米国、アフリカなど、約100名の海外からの参加があり、スズキならではの国際交流の場面が随所にありました。ここでは、その様子を日程別にダイジェストで速報します。
Day1 7月29日(水)
今年も、昨年同様にまとまった形での開会式はなく、東誠三会長と臼井紳二実行委員長が各会場を回る形で、進みました。フルート科の宮前丈明先生やフルート科創設者の髙橋利夫先生のご指導によるグループレッスン会場に始まり、ヴァイオリン科やチェロ科のグループレッスンが行なわれていた勤労者福祉センター、さらにはあがたの森文化会館講堂での弦楽Aと弦楽Bの皆さんの前で、それぞれお話をいただきました。チェロ科のグループレッスンの会場では、「先生の話をよく聴く」「先生の音をよく聴く」「自分の音をよく聴く」「周りの音をよく聴く」「ピアノの音をよく聴く」と身振り手振りを交えて、お話をいただきました。また、どの会場でも「お別れコンサートでの皆さんの演奏をとても楽しみにしています」との東会長のお話に、生徒も保護者の皆さんも勇気づけられた思いです。
東会長のお話は、スズキ・メソード創設者の鈴木鎮一先生の「トナリゼーション」の考え方に由来しています。昨年に続き、今年の夏期学校のテーマでもある「トナリゼイション」。自分の音を立派にする、磨き上げることを意味する鈴木先生が編み出された言葉です。
レッスンは、朝1番にヴァイオリン科特別講師の荻原尚子先生のマスタークラスから始まり、ヴァイオリン科、チェロ科、フルート科による教室レッスン、グループレッスン、さらには弦楽A、弦楽Bの練習が続きました。いつもと違う先生、いつもと違う教室の仲間たちと一緒に弾き方を学び、いい音、美しい音を探し出し、みんなで気持ちを一つにしていく過程は、大きな育ちを与える場になります。短期間で、今日の音が最終日にはどんなふうに変化していくか、楽しみです。