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スズキのチェロ科の子どもたちが、サントリーホール で
チェロアンサンブルとグループ演奏を披露!

 
 2月7日(金)〜9日(日)に、サントリーホールで開催された「アジア・パシフィック・チェロ・コングレス2020」(日本チェロ協会主催、才能教育研究会協賛)。
 
 その最終日のチェロ・グランド・コンサート第1部前半に、スズキ・メソードでチェロを学ぶ子どもたち86名が、大ホールのステージで、堂々とした演奏を披露しました(ピアノ:石川咲子先生)。曲目は、スウェーデンのチェリストが編曲した情感あふれるフランス民謡、元気いっぱいの「ダンス ラスティック」、定番曲「白鳥」、そして「最初の一歩たち」という意味を持つ「プリメロス パソス」。このスペイン語の曲は、アルゼンチンタンゴを知り尽くしたチェリストのオブライアンの作曲。ノリの良いリズムとメロディックなフレーズが、会場に響きわたりました。
 
 聴衆からは驚きの声も。「4曲とも暗譜だったよ。すごいなぁ」「小さいチェロでも、あんなに音が響くんですね」「あの中から、将来につながるチェリストが育つかも」など。
 
 続く第1部後半にも、日本チェロ協会のジュニア会員と一緒に、スズキの生徒が2曲、演奏しました。また、チェロ・グランドコンサート開演前にサントリーホールのホワイエで開催された<こどものためのワークショップ「チェロでめぐる 音の旅 」>のなかで、模範演奏も披露しました。
 
→アジア・パシフィック・チェロ・コングレス2020


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「アジア・パシフィック・スズキ・チェロ・ワークショップ」を開催

関東地区チェロ科指導者 寺田義彦

 
 2月10日(月)、「Asia Pacific Suzuki Cello Workshopアジア・パシフィック・スズキ・チェロ・ワークショップ」をアルカディア市ヶ谷にて、スズキ・メソードのチェロ科が開催しました。アジアとオセアニアのスズキ協会に呼びかけ、当初からの目的でありました「海外のスズキ・チェロ指導者の参加を迎えてのワークショップ開催」が実現しました。
 
参加された指導者及び関係者の皆様(敬称略) 
 
<オーストラリア>
Makito Mizushima    
Gillian G Miles
Takao Mizushima      
Mami Mizushima
 
<台湾>
Lo Jun-Ping
Tai Wan-Ping
Tsou Ying-Ping
Huang Yun Yu
 
<日本>
北海道・東北地区:井上弘之 山田慶一 
関東地区:藍川政隆 臼井洋治 河地正美 佐藤 明 佐藤 満 鈴木佳都紗 寺田義彦 名越菜々子 宮田 豊
甲信地区:川手由紀 塚尾桃子 原 香恋
東海地区:中島 顕 廣岡直城
関西地区:原 力海
九州地区:喜多川 悠
 
 次の項目で進行させていただき、どれも内容が濃く、10:0016:30までの開催時間がとても短く感じられた一日でした。

①Teaching Point of Book 1 第1巻の指導ポイント
②Tonarization and Group Lesson トナリゼーションとグループレッスン
③Social Luncheon 交流昼食会
④Introduction of Suzuki Activities 各国のスズキ活動紹介
⑤Suzuki Cello Lesson Tips スズキチェロ指導の秘訣(裏技?)公開
⑥Question – Answer & Free Discussion 質疑応答と討議

 
④では日本のスズキの活動として「全国指導者研究会」と「夏期学校」、そして 2年前の「第 54回グランドコンサート」を取材された TV番組録画を紹介しました。海外の指導者の方々からすぐに「日本の指導者研究会に我々も参加できますか?」「グランドコンサートの次回開催はいつですか?」「我々の国の生徒を引率してグランドコンサートに参加できますか?」と尋ねられました。
 
⑤では、参加したすべての日本チェロ指導者が担当しました。世界大会以外初めての企画に担当指導者の多くが緊張して、準備しました。しかしながら、通訳の北代裕子様(スズキ生徒であり、かつスズキ生徒のお母様)の素晴らしい助けを受けて、参加した日本指導者全員がそれぞれのスズキチェロ指導の秘訣を滞ることなく公開できました。反響はとても良く、「チェロ指導グッズ」や「独特な指導方法」について、公開後すぐに「どのような材料使用とその入手方法について」「どの年齢から、その方法を使いますか?」など、海外の指導者から具体的なご質問が多く寄せられました。
 
⑥では日本の指導者からも「各国のスズキ活動紹介」についての質問などがあり、相互の情報交換が和やかに行なわれました。
 
 最後に出席者全員がお互いの再会を願い、「今後も連絡を取り続けましょう」と約束して閉会しました。
 今回はチェロ科独自のワークショップでしたが、現在の日本すべてのスズキ・メソードの楽器科の指導について、このような機会を設けて全世界に公開を、と思いました。