最終日も盛りだくさんでした。宮前丈明先生はピッツバーグからライブ配信、東京の竹澤恭子先生は大阪の生徒さんとライブで公開レッスン。こうしたプログラムに、毎日450名ほどの指導者が参加し、内容の一つひとつについて、研究を重ねたことになります。
 

最終日は、宮前丈明先生による「音楽表現法」からスタート

 

  全科対象に行なわれたフルート科特別講師の宮前丈明先生による「音楽表現法」。各科に馴染みのあるドヴォルザークの「ユーモレスク」を素材にして、マルセル・モイーズやフリッツ・クライスラーの演奏を実際に聴きながら、いかに音楽的に表現するかの分析が好評でした。

 
 そのほか、以下のプログラムが行なわれました。
・ヴァイオリン科、チェロ科
 竹澤恭子先生による公開レッスン
 竹澤恭子先生による指導の提言
・フルート科
 宮前丈明先生よる指導曲集研究
 

豊田耕兒先生による「与えられた幸福を子どもたちに」後編

 前日に引き続き、ヴァイオリン科の野口美緒先生が豊田先生にインタビューする形で、後半部分が配信されました。最後に、貴重なメッセージもいただきました。「宝物のような音楽の世界を子どもたちに与えてください。スズキの先生方は大変なお仕事をされていますが、それ自体が先生方の幸せであることも忘れないでください」

 そして、すべての動画収録の後、豊田先生の米寿のお祝いに花束が贈呈されました。本来であれば、対面で指導者に囲まれてのお祝いになる予定でしたが、このような形で、お祝いをすることができました。
 
 最後に、4日間に及んだ全国指導者研究会の閉会式が行なわれました。多くの指導者から、このような困難な中でも4つの高い講座が並び、滞りなく配信できたこと、さらには雑談ルームが設置されたことで、直接会うことが叶わない現状でも、多岐にわたる情報交換ができたことへの賛辞が寄せられました。
 今回得られたノウハウと課題をもとに、7月30日〜8月1日にオンラインで開催される夏期学校を開催することになります。お楽しみに!


 

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