「100年スズキ」を目指して、未来へのメッセージを大募集
そして今、次の大きな節目、100周年を見据えています。
これからの20年、スズキ・メソードはどのような姿であってほしいでしょうか。子どもたちにとって、保護者にとって、指導者にとって、そして社会にとって、スズキ・メソードがどのような存在であり続けることが望ましいでしょうか。
本企画では、世界中のスズキで学ぶ子どもたち、保護者、指導者、OB・OGの皆さまから、未来へのメッセージを広く募集します。以下のような視点から自由にお書きください。短い言葉でも、具体的な体験でも、建設的な提案でも大歓迎です。
•スズキ・メソードで学んでよかったこと
•音楽を学ぶ中で大切にしたいこと
•これからのスズキ・メソードに期待すること
•100周年を迎える頃、どんなスズキであってほしいか
•未来の子どもたちに残したいメッセージ
この企画は、日本だけでなく、世界中のスズキ・コミュニティと共有されます。一人ひとりの声が集まり、やがて大きな一本の木のように、未来のスズキ・メソードを形づくっていく—そのような願いを込めています。あなたの思いが、次の世代への道しるべになります。
お寄せいただいた内容は、次号以降の機関誌およびマンスリースズキ、関連媒体に掲載させていただく場合があります。
以下のGoogleフォームから、ご参加いただけます。
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早速、届きましたメッセージの一つを紹介しましょう。
豊かな人間性を育むことを未来に繋いでください。
KSさん(保護者)
7歳からヴァイオリンを始めました。当時は「とりあえずヴァイオリンやってみたい」という気持ちが強く、「上手くなりたい」「ずっと続けたい」という意思はほとんどありませんでしたが、先生に勧められるがままに県大会や支部発表会、夏期学校に何となく参加していくうちに、私も上級生の一員として難しい曲が弾けるようになりたい、上級生の弦楽合奏に参加したいなどと思うようになり、それが上達のモチベーションになったような気がします。先生もそんな私の気持ちを汲み取ってくださったのか、憧れはあったものの私には絶対無理だと思っていた夏期学校での午後のコンサート出演、ヴァイオリンを始めて間もない頃には夢のまた夢だと思っていた研究科C卒業、今ではプロ奏者として活躍している同い年の女の子との室内楽など、たくさんの夢を叶えてくださり、何より車で1時間以上かけて私の地元で指導にあたってくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
スズキという環境で育ったからこそ、地方(ごく田舎)に住んでいる私でもクラスや地域の垣根を超えた刺激をたくさん受けることができ、成長することができたと思います。私の生まれ育った地域では「ヴァイオリンを習う」ことがかなり珍しく、周りからはお嬢様だと言われたり、ひょうたん型のケースを背負って歩いているだけで知らない人から「それなあに?」と話しかけられたりなんてことは日常茶飯事でした。そのせいか、中学時代まではごく仲の良い友だちにしかヴァイオリンを習っていることを話せず、ましてや学校や地元の人たちの前で披露するなんてことはとても恥ずかしくてできませんでした。その後、地元から電車で1時間ほどの地方都市にある高校に通うようになってからは、部活動で弦楽ができたり、周りにも弦楽器を習った経験のある子がちょくちょくいたので、私もヴァイオリンをやっていることをオープンにすることができ、窮屈な思いをすることはなくなりました。
ヴァイオリンは好きだったし、スズキの環境の中では精一杯取り組んでいたにも関わらず、地元のコミュニティでは周りに習っていることを隠す、今思えば大変矛盾したことをやっていたなぁと思いますが、子どもながらに「弦楽器も、例えばピアノやスイミングなどといった比較的人口の多い習い事と同じように気軽に習える雰囲気が浸透すれば、周りにももっと弦楽器に親しみを持ってくれる人が増えるのに、そしたら私もこんな窮屈な思いをせずにすむのに」という思いを抱えていました。
日本全体としても地方創生の動きがある中、ぜひ、これからのスズキメソードにも人口の少ない地域における子どもたちの演奏活動などを通じて、スズキ・メソードをより身近に感じてもらえるような地方創生に向けた活動を期待したいです。
先生や仲間との出会いによって、たくさんの夢へとつながっていった歩みを読ませていただきました。夏期学校や発表会で出会った憧れの先輩たちの姿が、次の目標となり、自分でも思い描かなかった世界へと導いてくれた―まさにスズキ・メソードが大切にしてきた「人が人を育てる」力を感じます。
また、地方で弦楽器を続けることの喜びと同時に、周囲に理解されにくいもどかしさや窮屈さを抱えていたことにも、深く心を動かされました。その経験があるからこそ、「もっと身近に弦楽器を楽しめる地域を増やしたい」という願いにつながっているのですね。
先生が長い時間をかけて通い続けてくださったことへの感謝、そして地方の子どもたちへの温かなまなざしは、これからのスズキ・メソードにとって大切な道しるべになると思います。受け取られた憧れと励ましのバトンが、これからまた次の世代へとつながっていくことを願っています。心あたたまるメッセージを、ありがとうございました。
Towards the 100th Anniversary of the Suzuki Method
On Friday 27 March 2026, the 80th anniversary of the Suzuki Method, we successfully concluded the 55th Grand Concert at TOYOTA ARENA TOKYO, featuring 2,000 performers. We would like to express our sincere gratitude for all your cooperation and support.
What form do you hope the Suzuki Method will take over the next 20 years? What kind of presence do you hope the Suzuki Method will continue to be for children, parents, teachers, and society?
For this project, we are inviting messages for the future from children studying the Suzuki Method, parents, teachers, and alumni all over the world. Please feel free to write from any of the following perspectives. Whether it is a few words, a specific experience, or a constructive suggestion, all contributions are most welcome.
• What you have gained from studying the Suzuki Method
• What you value most in learning music
• What you hope for the future of the Suzuki Method
• What you hope the Suzuki Method will be like by the time it celebrates its 100th anniversary
• A message you wish to leave for future generations
This project will be shared not only within Japan, but also with Suzuki communities around the world. We hope that each individual voice, coming together like the branches of a great tree, will help shape the future of the Suzuki Method. Your thoughts and aspirations will become a guiding light for the next generation.
The content you submit may be published in TERI’s official journal, the monthly web magazine ‘Monthly Suzuki’, and other related media.
Please note that your email address is optional and will be used solely for this project; the deadline for submissions is 10 September 2026.
You can register via the Google Form below.
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