松本音楽院第一期生による松本音楽院の思い出と音楽鑑賞会を開催

 
 6月26日(土)、松本市城山にあるギャラリー&カフェ”憩の森”で、第44回”憩の森”音楽鑑賞会が開催されます。今回のテーマは「松本音楽院の思い出」。松本音楽院第1期生の林 貞永様によるお話と貴重な映像のご紹介、そして当時の松本音楽院で聴かれた名曲を鑑賞しながら、鈴木鎮一先生の足跡を偲びます。右のプログラムを見るだけでも興味津々になられる方、多いでしょう。

  ここで紹介の写真は、昭和23年4月18日に撮影された松本音楽院幼年部の生徒さんたちが、松商学園講堂に集まった時の記念写真です。○印は、右から鈴木先生、豊田耕兒先生(当時15歳)、当時活躍されておられた山本恵子(あやこ)先生、そして中嶋嶺雄元会長(当時12歳)、そしてその左が林 貞永様になります。
 

 
 鈴木鎮一マンガ物語では、松本音楽院は次のように紹介されています。

 松本音楽院の創設当時の主な講師陣を見てみましょう。
 鈴木先生が院長。ヴァイオリン講師に鈴木先生、奥村偵三郎先生、松井宏中先生、前田忠行先生。ピアノ講師に鈴木静子先生、青木章子先生。声楽講師に森 民樹先生、館石唯雄先生、といった布陣。
 加えて、松本に住む文化人、渡辺幾太郎さん、神田平四郎さん、藤本徳次さん、能勢豊さんや、熱血漢の記者、鍛冶蔵邦二さんたちをはじめ、犬飼歯科医院の先生ら父兄の協力も大きく働きました。東京時代からの親友、青木謙幸さんも才能教育運動を盛り上げるために奔走しました。
 戦渦の大きな大都市ではなく、この松本の地にいち早く音楽教育の場が誕生したことは偶然ではありません。さまざまな縁に導かれてこの地にやってきた鎮一の教育法が、明日への希望を確実に生み出すものとして、大いなる期待に満ちあふれていたからでした。

 
 この松本音楽院に当時通っておられた第1期生の林 貞永様と、当時聴かれていた音楽を鑑賞するこの催し、とても楽しみな会になるでしょう。
 
主催:ギャラリー&カフェ”憩の森” 
   松本市城山11-17  tel.0263-38-7660 
日時:6月26日(土)13:30〜16:30 
会費:700円(飲み物とお菓子付き)
協力:鈴木鎮一記念館