私の一人チェロアンサンブル

 Webの利用は、オンラインレッスンだけではありません。甲信地区チェロ科指導者の北沢加奈子先生は、人気の「パプリカ」「カノン」の一人チェロ四重奏に挑戦。 Facebookで発表され、教室の生徒さんやご家族に喜ばれています。その内容を紹介しましょう。

 今、オンラインレッスンになっていて、生徒さんも保護者の方も、嫌な顔せずにやってくださいっていますが、私が一人でチェロアンサンブルをしている動画を生徒さんに送って、楽しんでもらおうと思い、人気の「パプリカ」を素材に、チェロアンサンブルの動画を作りました。生徒さんたちが、ご家族皆さんで家で踊ってくださったそうで、嬉しいです。そのうち、クラスでグループレッスンができるようになったら、合奏してみたいと思っています。


 アプリはiPadに標準で入っている、iMovie を使いました。私なりに考えた制作方法をご紹介しましょう。

①イヤホンでメトロノームを聴きながら、4パートを録画。その時、iPhoneのボイスメモで音も録っておきます。
  
②イヤホンで4パートの録音を聴きながら、3パート、2パート、1パートの順で録画。

③iMovie で編集。4と3パートを合体、2と1パートを合体、それぞれ保存して、その二つを合体し、カルテットにします。編集で一つにする時に、出だしを揃えるのが難しいです。
 
 Apple製品に標準搭載されているこのiMovie は、結構優れものの編集アプリですね。もっといろいろとできるそうです。続いてトライしたのが、パッヘルベルの「カノン」です。飼い犬の合いの手が入っていたり、細かいところは合っていませんが、大目に見てください。いずれも家にいる生徒さんたちへの私からのプレゼントでした。
 
 ちなみに、カノンでは、細かい音のズレを直すために、以下の修正作業をしました。
カノンは、1を撮り、2、3、4と重ねていきました。合奏を考えると、バスの4パートに上を重ねていく感覚ですが、録画してみると、それだと大幅にズレてしまったので、細かい音符が先に出てくる1パートに2、3、4と重ねていきました。