音でつながるアンサンブルの喜び
〜松山でピアノ科研究会開催
5月23日(土)、全国のスズキ・メソード・ピアノ科指導者を対象としたピアノ科研究会が、愛媛県松山市で対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で開催されました。
当日は、スズキ・メソードの4科がともに演奏できるよう編曲された指導曲集やハイドンやモーツァルトの室内楽を題材に、8名のピアノ科生徒が東誠三先生による公開レッスンを受講しました。
レッスンでは、正しく弾くことにとどまらず、アンサンブルの中で他の楽器とどのように関わるかが丁寧に掘り下げられました。
「ヴァイオリンの先生の“優しいけれど弱すぎない音”を真似してみよう」
「楽譜からお互いのパートの音の動きを読み取ってみよう」
など東先生の温かな問いかけは、生徒たちを自然に音楽の本質へと導き、その演奏は、レッスンの進行とともに目に見えて変化し、音楽に豊かな表情と一体感が生まれていきました。
さらに、相手の音をどのように聴き、感じ取り、呼吸を共有するのか、またアンサンブル譜を読み解く力や「良い集中」のあり方についても学びが深められました。指導曲集第2巻のシンプルな楽曲であっても、複数の楽器が集まれば立派なアンサンブルとなり、そこには豊かな音楽的対話が生まれることが改めて示されたのです。
開催にあたり、一日を通して協力したヴァイオリン、チェロ、フルートのプロ奏者たちの存在も大きいものでした。ピアノと他の楽器との交流を通じて、スズキならではの「ともに学び、ともに音楽をつくる」精神を実感する貴重な一日となりました。