私のSkype/YouTube レッスン

 オンラインレッスンに多くの先生方がチャレンジされている昨今、SkypeとYouTubeの2本立てで、レッスンを進めている関東地区ピアノ科の森眞理子先生。画面上でいつも以上に気づくところも多く、ピンチもチャンスというその内容をご紹介しましょう。
  

ピンチはチャンス

 

 全国に緊急事態宣言が出され、通常のレッスンができない状況が続いております。私のクラスでは、SkypeとYouTubeの2本立てで、ご家族の希望を考慮しながらレッスンをすすめています。皆さんと通常レッスンができないのは本当に残念なのですが、オンラインレッスンの利点も感じている今日この頃です。 双方の音、言葉に集中してレッスンに向かおうという意識も良いところですね。自然で良い音を出せる身体の使い方をチェックするなど、画面上でいつも以上に気づくところも多く、日々の練習を振り返る大きな《チャンス》と考えています。

 
・Skype (Zoomなど)の良さ
生徒さんのリアクションがオンタイムで感じられること。(今日は元気かな!)
 
・YouTube(限定公開)の良さ
 音、画質が良いこと。ご都合に合わせ、ご家族の好きなときにアップしていただき、動画で返信。お互い何度でも再生できます。

先生としては再生回数も目安として確認できます。Skypeレッスンの後、指使いや両手の合わせ方など、生徒さんに戸惑いがあった部分をYouTubeの2〜3分の動画でフオローすることもできます。
 何度でも再生できるので 練習のガイドとして利用できるよう、先生が弾いた後、生徒さんが弾くインターバルをとったり ゆっくり片手ずつ先生と合わせることができるように弾いたりするなど、臨場感がある動画作成を心掛けています。
 
 実際のレッスン動画を「楽しき農夫」の場面でご覧ください。右の写真をクリックするとご覧いただけます。動画は、限定公開のスタイルです。ここでは特別に公開させていただきますが、ご家族の皆様には、YouTubeというと、広く一般に公開されるイメージをお持ちで、【先生だけが見られるなんてコトができるのですか】というご質問もありました。限定公開ができることをご説明し、アプリをいれていただき、アドレスをとっていただきますが、良くわからない方には メールでご説明したり、インターネット検索でわかりやすいもののリンクをご紹介。今では皆さん立派なYouTuberです!  通常のレッスンに戻っても、レッスンのフォローツールとして力を発揮すると思います。
 通常レッスンには、いくつかの柱がありますが(例えば、おさらい・読譜など)撮影もいくつかに分け、できたときに、できるときにアップしていただいているので、 お母様の負担をできるだけ少なくしています(お仕事お休みできない方もいらっしゃいますので)。返信動画も、1本15分以内にしています。

・譜読みチャレンジ動画(YouTube)
通常レッスンにプラスして 楽典もフォローしています。実際の動画を右の写真をクリックすると、ご覧いただけます。

《譜読みの苦手意識を少しでもなくすチャンス!》を合言葉に、幼稚園生にはト音記号譜読み動画。小学生にはビッツカードを使い、苦手なヘ音記号10秒、7秒、4秒間隔の動画をそれぞれ作成。各自のペースでクリアしたら 👍をタップ! ゲームとして取り組んでいただいています。再生回数や👍の数がみんなの励みにもなると良いと思います。回を重ね、もっと速く、もっとたくさんのカードが読めるように、さらには読譜に結び付いていくようにと思っています。
 

お母様たちの声(メールより)
妹はSkypeでのレッスンにはじめは戸惑っていたようですが2回目からは慣れて、今ではピアノのまえで先生からの着信を楽しみに待っています。兄はこの機会に苦手な譜読みを克服したいと、YouTube動画で譜読みをがんばっています。いまできることを子どもたちは楽しみながらがんばっているように思います。

 

1回目YouTubeレッスン(メールより)
動画でのレッスン、お忙しい中ありがとうございます。お教室でのレッスンではないのに、あのように進行していただけるとは! 自分がアナログ過ぎてお恥ずかしい限りです。正直開いた口が塞がらない程で、オンラインでのレッスンがあのようにできると思っておりませんでした!

 

(メールより)
まりこ先生、YouTubeの講座ありがとうございます。この機会に苦手な譜読み練習、とてもいいですね!ものすごく勉強になります。

 
 長引きそうなこの状況、今だから集中できる《チャンス》に変えて、試行錯誤しながら皆で繋がって学んでいきたいと思っています🎵