ピアノ科特別講師陣 

 4月1日からの新年度開始に合わせて、ピアノ科の新しい特別講師陣をご紹介します。いずれもスズキ・メソード出身の皆様ばかりです。様々な場面で会員の皆様との触れ合いが予定されています。
 

東 誠三先生 Seizo Azuma < Pianist > 

 

 幼少より、スズキ・メソードの片岡ハルコ先生の下でピアノの基礎教育を受けた後、 東京音楽大学付属高校から東京音楽大学へ。83年日本音楽コンクール優勝後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学し、 J.ルヴィエ、J.C.ペヌティエ 氏らに師事。ポッツォーリ国際コンクール第1位、ヴィオッティ・ヴァルセジア国際 コンクール第1位 など輝かしい実績を持つ。主要オーケストラへの客演、リサイタル活動の他、室内楽にも強い意欲を示し、 東京フィル・コンサートマスター三浦章広(Vn)、N響首席チェリスト、藤森亮一(Vc)と結成した「ボアヴェール・トリオ」での活動を始め、 多くのトップ・ソリストたちと共演。

 現在、東京藝術大学教授、東京音楽大学客員教授、スズキ・メソード特別講師として後進の指導に当たる。ジュネーブ国際音楽コンクール(2011年)の他、日本音楽コンクール、野島稔・よこすかピアノコンクール、かながわ音楽コンクールなど、国内外のピアノ部門の審査員を務めている。日本ショパン協会理事。
 


 臼井文代先生 Fumiyo Usui < Pianist>

 
 4歳より、スズキ・メソード松本支部にて、ピアノ(とヴァイオリン)を始める。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。ベルリン芸術大学ピアノ科卒業。ベルリン芸大在学中は豊田耕児先生クラス他にて伴奏も学ぶ。
 1990年パリにおける第8回クロード・カーン国際ピアノコンクール第3位。1998年カワイクラシックオーディションピアノ伴奏部門優秀賞。地元の安曇野市では45回のサロンコンサートを行なう中で、モーツァルトのピアノソナタとベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏を行なった。1996年より国際スズキ・メソード音楽院にて、伴奏、ピアノ指導を通じて指導者養成に携わってきた。長野音大予備校講師も務める。ソロを含めアンサンブルを中心に演奏活動を行なっている。ピアノを片岡ハルコ、辛島輝治、R.ベッカー、G.シェボックの各氏に師事。
 
 
 
  
 

フルート科特別講師 

 4月1日からの新年度開始に合わせて、フルート科の特別講師をご紹介します。スズキ・メソード出身で、お馴染みの宮前丈明先生です。
 

宮前丈明先生 Takeaki Miyamae < Flutist > 

 
 9歳よりスズキ・メソードでフルートを始め、髙橋利夫氏に師事。 1977年、巨匠マルセル・モイーズ氏のマスタークラスを最年少11歳で受講。 以降、モイーズ氏の勧めにより同氏の自宅などで集中特訓を受ける。北米フルート協会やカナダにてソロリサイタルを行ない、アメリカ・スズキ・フルートスクールの設立にも貢献。その後、医師免許・医学博士を取得し、医学研究に十年間携わった後、フルート奏者として本格的な活動を再開。ルイ・モイーズ氏のもとで研鑽を積む。英国トリニティ・カレッジ・ロンドン演奏家ディプロマ取得。レオポルド・ベラン国際音楽コンクール第1位をはじめ、欧米の国際音楽コンクールにて受賞多数。日本、米国、欧州にて活発に演奏活動を行なうとともに、医学的見地も取り入れた生理学的に合理的で無理のないアプローチをモットーとした奏法体系を構築し、音楽学校や大学でマスタークラスを行なうなど指導活動を展開している。
 
 
 
 
 

0〜3歳児コース特別講師 

 4月1日からの新年度開始に合わせて、0〜3歳児コースの特別講師をご紹介します。スズキ・メソードの理事も務めていただいたことのある村尾忠廣先生です。
 

村尾忠廣先生 Tadahiro Murao 

 

 1971年 東京藝術大学、 同大学院音楽学専門課程修了。1982〜1983年ペンシルヴァニア大学交換研究員(音楽認知の分析)

専門:認知音楽学 音楽教育学
職歴と役職
才能教育研究会理事(2014〜2017)、 0~3歳児コース特別講師(2018〜)
香港教育大学•愛知教育大学名誉教授
帝塚山大学現代生活学部教授・学部長(2009〜2018)、日本音楽教育学会 会長(2001〜2004)、ISME(国際音楽教育学会)理事(2000〜2004)、ISMEリサーチ委員会委員長(1998-〜2000)、日本音楽知覚認知学会副会長(1996〜2000)、APSMERアジア太平洋音楽教育学会委員長 (2006〜2009)
単著
『調子外れを治す』(音楽之友社)、『唱歌・童謡・わらべ唄の伴奏和声』(帝塚山大学出版会)