才能教育研究会について

スズキ・メソードは、公益社団法人才能教育研究会が普及推進しています。スズキ・メソードは、能力は生まれつきでなく育てるものという信念のもと、まわりの環境からあらゆるものを吸収し日々の繰り返しによって身につける「母語教育」法を基に音楽を通してどのような環境・社会においても高い能力を発揮できる真の文化人の育成と豊かで平和な社会創造を目指した教育活動を行って参ります。

  • 私達スズキは、豊かな心と感性を持つ真の文化人の育成に寄与します。 世界の共通言語である音楽、そして楽器演奏の習得を通し、人の生まれながらに持つ大きな力(生命の力)に働きかけ、高い能力と多様な可能性を発揮する素地を培います。
  • 私達スズキは、音楽を通して、美しいものを知り、誠の心を持ち、正しい行いをする人々の集う、調和した平和な社会創造を願い、目指します。
  • 私達スズキは、世界中の国と地域に広がる、皆が強い絆で結ばれた「ファミリー」です。 先生、家族、仲間、それぞれの立場を超えて互いに学びあい、支えあう温かい環境の中で、育ちあいます。
  • 私達スズキは、研究を怠らず、より高い教育法を常に探究し続けます。 創始者・鈴木鎮一の意志を受け継ぎ、伝えながら、同時に次代を見据え、メソードの進歩発展にも絶えず取り組みます。

「世界の夜明けは子供から」

2016年より会長を務めております、早野龍五です。私は幼少時、ヴァイオリンを鈴木鎮一に師事し、1964年の第一回アメリカ演奏旅行(テン・チルドレン)にも参加しました。その後は科学の道に進み、東京大学で物理学を教えるとともに、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)研究所で国際研究チームを率いましたが、振り返ってみると、スズキ・メソードで学んだことが私の人生に大きな影響を与えたと思います。

鈴木鎮一は音楽を通じて幼少期のうちから忍耐力や集中力、協調性といった力を身につけることを重視してきました。「どの子も育つ育て方ひとつ」「人は環境の子なり」という鈴木の理念は、AI時代の到来や非認知能力の重要性が言われるいま、より一層切実な響きを持って受け取られるのではないでしょうか。

スズキ・メソードが教えるのは、単なる演奏技術だけではありません。美しいものを「美しい」と感じ、表現できる豊かな心です。私たちはこれからもその歴史に磨きをかけ、子どもたちの未来に貢献できるよう、全国のヴァイオリン・ピアノ・チェロ・フルートの先生方とともに、研究を続けていきたいと思います。

公益社団法人才能教育研究会 理事長
早野龍五

スズキ・メソードの創始者・鈴木鎮一は1898年名古屋市に生まれました。市立名古屋商業学校を卒業後、上京して徳川義親侯爵家に寄宿し、ヴァイオリンを安藤幸に師事します。1921年に徳川侯爵らの世界一周旅行に同行し、ベルリン高等音楽学校のカール・クリングラー教授にヴァイオリンを学びました。

帰国後の1931年に帝国音楽学校を設立し、教授および校長に就任。江藤俊哉、豊田耕兒をはじめとした世界的な音楽家を多数指導しながら母語教育法を確立します。戦後、才能教育研究会の前身となる『全国幼児教育同志会』を結成。50年には社団法人として認可されます。

鎮一は「才能は生まれつきではなく、どの子も育て方ひとつで立派に育つ」という理念に基づき、その一生涯を音楽教育に捧げました。1998年の没後も、彼の遺した理念は今なお世界中で多くの演奏者や教育者に受け継がれています。

法人名公益社団法人才能教育研究会
本部事務局〒390-8511 長野県松本市深志3-10-3
TEL : 0263-32-7171
FAX : 0263-32-7451
東京事務所〒108-0075 東京都港区港南1-9-36
アレア品川ビル13F
TEL : 03-3295-0270
FAX : 03-3295-1448
設立1946年(1950年年法人化)
事業内容(1)才能教育に関する教育研究機関の設置運営
(2)才能教育の基本理念と基礎的学理の研究
(3)才能教育の指導者育成
(4)才能教育に必要な調査および教室の設置
(5)才能教育に関する研究会、講習会、公演会および座談会などの開催
(6)会報、機関紙、その他才能教育に関する図書などの刊行
(7)事業の実施に支障を及ぼさない範囲内における、教材の販売、事業関連商品の販売 などの     事業
(8)その他前各号の事業を達成するために必要な事業

この法人は、才能教育(スズキ・メソード)の研究実践及び普及に関する事業を行い、
広く文化の向上発展に寄与することを目的とする。(定款第3条)